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おはようからおやすみまでピカチュウを見つめる とあるピカチュウ好きのブログでお送りします 
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20話:司会「第一回残留希望選手・・・」

司会「ノコッチ」
観客「・・・・・・」
司会「第一回残留希望選手・・・ビリジオン」
男共「うおおおおおおおおおおお!!」
司会「第一回残留希望選手・・・エモンガ」
観客「ざわ・・・ざわ・・・」
司会「第一回残留希望選手・・・お嬢」
観客「ええ・・・?」
司会「第一回残留希望選手・・・ピカピ」
観客「ファッ!?」
実況「な、なんと!5匹全員がパラダイス残留を希望しました!
   この結果にブラッキーとエーフィ、思わず頭を抱えるぅぅ!!」
解説「皆さん寒がりなんですかね?」
実況「さぁ、これから運命のくじ引きの時間となります。
   5枚の紙のうち、端っこに赤く染まってる紙が一つあります。
   それを選択したポケモンが今回パラダイス残留の権利が与えられます。
   さぁ、5匹ともクジをひき終わりました!」
司会「それでは、開けて下さい」
実況「パラダイスに残る、不運な選手は・・・!?
   ・・・ッッ!!??ピカピ選手が何故かガッツポーズ!?
   ぴ、ピカピ選手だああああああ!!?」
観客「ざわざわざわざわ」
実況「なんて事だ!当てたのはまさかのピカピ選手!
   チームの司令塔が残留してしまったァ!」
解説「これはいけませんね。彼女無しでどうやって大氷河を攻略すると言うのでしょうか?」
実況「これでパラダイスに残るのはピカピ選手に・・・おや?」
観客「ざわざわ・・・」
実況「スタッフがピカピ選手の方に集まっていますね・・・」
解説「・・・何かあったんでしょうかね?
   まさか真中ってしまったのでしょうか?」
実況「どうなのでしょうか・・・って、あーーーっと!!?
   ピカピ選手の紙切れが白紙!??
   まさかの真中った!!ピカピ選手、やらかしたぁーーーー!!!」
解説「そ、それじゃ、当たりくじを引いたのは・・・。あっ・・・」



主人公:ピカピ(ピカチュウ)
相棒:お嬢(ツタージャ♀)

・この日誌はひたすらギャグ要素に突っ走ってますので、ネタだらけのポケダン日誌は嫌だと思う方は閲覧しない事を勧めます
 当然ですがネタバレも含まれますので、未プレイの方は要注意

・現在の縛りは以下の通り
○冒険中は主人公は技が使えない(単独行動、ボス戦は除く)
 飛び道具の使用はフロア毎に5コのみ
○電気技禁止(単独行動、ボス戦も含む)




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着々と準備を進めてきた大氷河出発の日がついに明日に控えていた。
本当ならメンバー全員がワクワクしながら今日の夜を過ごす・・・筈だった。
とある、糞みたいな重苦しい事情さえ無ければ。

お嬢「いよいよ明日、大氷河へ出発するんだけど、
   ワクワクする反面・・・やっぱり、もやもやするんだよね。
   ああもう!考えれば考える程、ごちゃごちゃしそうだよ・・・。
   今日のところは早く寝よう。おやすみ。ピカピ」

お嬢は不満気な顔をしながらも、寝る体制に入った。
お嬢が不満を持つのも仕方ない。
なにより、お嬢が一番皆と一緒に大氷河に行きたがっていたからね。

ノコッチは残りたいと言おうとしてたけど、アレは明らかに本心じゃ無かったね。
エモンガもそれに気付いて、止めようとしてたし。
ビリジオンも残ると言ったけど、ブラッキーの話を聞く限り、絶対に行って貰わんと困るね。
ようやく掴めるケルディオの足跡をココで逃したら、ビリジオンは絶対後悔すると思う。

それに比べて自分はどうだろう?
勿論大氷河には興味があるし、是非とも行って見たい。
けど、仮に私が大氷河に行ったとしても、その間にムンナサザンドラの方に進展があったらどうする?
冒険の途中で「ちょっと用事思い出したから抜けるわ」とか言い出したら、絶対チームに迷惑かかる。
それにムンナも手遅れになったらと思うと・・・。

・・・そうだね。やっぱりココに残るべきなのは私なんじゃないかな。

明日、クジで決めることになってるけど、もし私が大氷河に行く側になったら言っておくか。
なんならどっかの燕球団の監督みたいにクジを開いた瞬間にリアクションを取るのも手だな。
皆がクジの内容を見ずとも分かるぐらいのリアクションを取ってやる。完璧な作戦だな!









・・・ですよねー。
つーか皆見逃す程ドジじゃないし、まずクジの内容を確認しちゃうよね。
それにそんな事をしたらクジの意味が完全に無くなってしまうしなぁ・・・。
・・・うん。明日、様子を見て判断しておこう。


次の日の朝。そしてついにこの日がやってきた。
大冒険の始まり。そして、運命のくじ引きの時間だ。
私、お嬢ノコッチエモンガビリジオンの5匹は私とお嬢の家の前に集まっていた。



ビリジオン「残るのは私で決まったんじゃなかったの?なんでこんなことするのよ?」
エモンガ「まあまあ。物事はやっぱり公平に決めないと。
     いくらビリジオンが残るって言っても、皆納得してないしね」
ピカピ「一理ある」
エモンガ「・・・という訳で・・・ジャジャーーーーーーーーーン!!
     これからパラダイスに残るメンバーを決めるクジ引きを始めるぜ!!
     皆、クジを引いてくれ」
ビリジオン「全くもう・・・」

私達はエモンガからクジ引きの紙切れを引いた。

エモンガ「紙切れの端っこに一つだけ赤くなっているものがある。それが当たりだ。
     いいか?後腐れ無しだからな。当たっても文句言うんじゃないぞ。
     じゃ、皆確認してくれ」

私は引いた紙切れを見た。
どこからどう見ても白紙だった。
うん。これで私は晴れて大氷河に行く側に決定した訳だね。
だとしたら、残るのは・・・。

ノコッチ「ぼ、僕だ!!赤いのがついている!!」

あっちゃぁー・・・。ノコッチが当てちゃったか・・・。

エモンガ「・・・・・・ノコッチか・・・。まあ、でもクジなんだから・・・仕方ねぇよな・・・。
     決まりだな。じゃ残るのは・・・」

・・・・・・。

ビリジオン「・・・やっぱり私が残るわ!」
お嬢「ビリジオン!?いや!駄目よ!ビリジオンは!
   ビリジオンが残るぐらいなら代わりにワタシが!」
ピカピ「じゃ、じゃあ私が」
エモンガ「駄目だ!駄目だ!駄目だ!
     皆、何を言い出すんだ!やっと決まったとこなのに!」

【悲報】ダチョウ倶楽部のお約束芸、効果なし。
なんてこった・・・。定番ネタを知らないとは・・・いや、これは単に私の迂闊だった。
ココは譲り合いの精神が盛んなジャパン国じゃなく、人間が居ないポケモン世界だった・・・。

エモンガ「大体ここで覆しちゃ、クジやった意味がねえじゃねえか!」

おおう、なんという正論・・・。

ビリジオン「そんな事関係ないわ!とにかく私が」


ノコッチ「僕が残るっ!!」


私達が言い争ってるその横で、ノコッチははっきりとした大きな声でそう言った。
私達はノコッチの方を向くと、ノコッチは覚悟をしたような顔をして喋った。

ノコッチ「僕が残るべきなんだ。
     そして、ビリジオン・・・君は大氷河に行くべきだよ。
     ブラッキー達から聞いたんだ。
     あんな理由があるなら、大氷河に行かなきゃ駄目だよ」
ビリジオン「・・・・・・・・・」
ノコッチ「それに、昨日誰かが言ってたけど・・・。
     実力が無い者が残るべきだっていう言葉・・・・・・その通りだと思う。
     そして、今日のクジ引き・・・公平にやって決まった事なんだから、僕は受け入れるよ。
     だから、皆も納得してよ。
     留守番は僕に任せて!皆気を付けて行ってきてね!」

ノコッチは笑顔でそう言った。
恐らく、ていうか絶対に大氷河に行きたいと思ってたのに、ノコッチのその姿があまりにも痛々しくて。
私は少し目を逸らしてしまった。あまりにも辛くて。

ビリジオン「ノコッチ・・・」
エモンガ「皆、決まりで・・・いいよな・・・。
     ノコッチ・・・ゴメンな・・・・・・。
     誰かが残らなきゃいけない以上、仕方ねぇんだ・・・」
ノコッチ「大丈夫だよ。エモンガ。
     こっちはヌオーやビクティニも居るから寂しく無いよ」
ぐりとぐら「私達も居ますよー!寂しい思いなんてさせませんですよー!!」

突然の大声に吃驚した私達は、声がした方を向いた。
そこにはぐりとぐらが草陰で大きく手を振っており、
それを罵倒しながら制止しようとしているゴマすりの姿があった。
君達、何時から覗いてたんだ(驚愕)

ぐりとぐらをボッコボコにしているゴマすりはその最中、ノコッチの方に向けると口パクで答えた。

『寂しいとか、一度でも言ったり、そう思ったなら容赦無くぶっ飛ばすから』

言ってる事は全く穏やかでは無かったが、ノコッチに向けたゴマすりの表情はとても和らげだった。
そして、続けざまに『留守中はいつでも相手にしてやる』と口パクで答えた。
これは優しい世界。

ノコッチ「あはは。皆僕を気を遣ってくれるみたいだね。
     だから僕の事は気にしなくても良いよ。
     大氷河、気をつけて行ってきてね。お土産も沢山持って帰ってきてね」
エモンガ「ああ・・・。決まりだ、お嬢。進めてくれ」
お嬢「じゃ、じゃあ・・・皆、それぞれ出発の準備をしようか・・・。
   その前に私とピカピはブラッキー達の様子を見てくるよ・・・」

そんな訳でノコッチ以外のメンバーはそれぞれ出発の準備に取り掛かった。
私とお嬢は出発の準備をする前にブラッキー達が居る宿場町の丘の上に来た。

丘の上に行くとエーフィとブラッキーが待ちかまえていた。
どうやらエンターカードは完成したそうで、後はダンジョンの入口を呼び込むだけだそうだ。
私達も早速出発の準備をして、再びブラッキー達が居る丘の上に向かった。

他のメンバーも準備が整い、アイリス中心メンバー全員が丘の上に集結した。
私達の周りには宿場町の住民、そしてパラダイスで働くポケモン達が集まっていた。
そして、その中心にはブラッキーとエーフィがマグナゲートを呼び込む為の準備をしていた。

ドテッコツ「いよいよ見れるんだな!完成されたダンジョンの入口が!」
ヌオー「ん~っ、なんだか凄そうだぬ。楽しみだぬー」
ブラッキー「エーフィ。そっちはどうだ?」
エーフィ「大丈夫。準備OKよ」
ブラッキー「よし!皆!ちょっと離れてくれ!」

ブラッキーの掛け声に周りのポケモン達が後ろに下がった。

ブラッキー「いくぞ!」
エーフィ「うん!」
ブラッキー「3・・・」
エーフィ「2・・・」
ブラッキー「1・・・!」

カウントダウンと共にブラッキーは地面に置いてある基盤に一つのエンターカードを嵌めた。
そして、基盤に光が放つと、基盤を中心に赤い魔方陣みたいなモノが回るように浮かび上がった。

ズルッグ「すげぇ・・・!」
ドテッコツ「これがエンターカードによって呼び込まれたダンジョンの入口・・・マグナゲートか!!」

ふぇぇ・・・しゅっごい・・・。
これが完成されたマグナゲートか・・・。
ホント、ダンジョン研究家の科学力半端じゃないね。

エーフィ「やった! 完成ね!」
ブラッキー「これでやっと・・・やっと行けるんだ!大氷河へ!!」
エーフィ「マグナゲートを呼び込んだわ」
ブラッキー「後はあの光の中に入ればダンジョンへ吸い込まれる。
      俺達は、あの中で調べたい事があるから先に行ってるぞ」
エーフィ「マグナゲートは時間が経つと消えちゃうから注意してね!」
お嬢「わかった」
ブラッキー「行こう!エーフィ!」
エーフィ「うん!皆も早く来てね!」

そう言い、ブラッキーとエーフィはマグナゲートの中心に立った。
すると瞬時に二人の身体が何処かにワープをするかのように消えていった。

お嬢「じゃ、私達も行こっか」
ピカピ「せやな」

私とお嬢エモンガビリジオンの4匹はマグナゲートの中心に立った。
すると、ノコッチがマグナゲートの付近に近付き、笑顔で私達を見送った。
ああ・・・その笑顔が本当に辛すぎる・・・。

ノコッチ「皆!気をつけて行ってきてね!
     おみやげ、待ってるからね!
     帰ってきたら・・・大氷河がどんな所だったか教えてね!」

・・・これで本当に良かったのだろうか?
本当は・・・・・・本当はノコッチは大氷河に行きたかった筈だったのに。

ノコッチ「あれ?僕、どうして涙が・・・?」

未知でかつ危険が伴う場所なのは分かってるのに。
それでもノコッチが行きたがってるのは、きっと冒険の心が動かしているに違いないだろう。
彼にとって冒険は夢でもあり、そして憧れでもあるから。

ノコッチ「お、おかしいな・・・。笑顔で見送ろうって決めてた・・・のに・・・・・・っ」
お嬢「ノコッチ・・・!」
ビリジオン「ノコッチ・・・」

・・・やっぱり駄目だ。ノコッチは大氷河に行くべきだ!
そしてココに残るのはわt

エモンガ「泣くな!ノコッチ!!」


「ノコッチ!大氷河はお前が行け!」


突然、腹辺りに衝撃が走った。
その拍子に仰向けに倒れると、瞬時に腹に錘が乗った様な感覚に陥った。

ピカピ「ぐぉぉ・・・お、おもッ・・・・・・」

よく見ると腹に乗ってたのはさっき笑顔で見送ろうとしていた筈のノコッチだった。
そして、エモンガは何故かマグナゲートの外に出ていた。
え、エモンガ・・・さん?な、何をして・・・。
その時、マグナゲートの周りで囲っていた赤い陣の一つが消えた。

ノコッチ「ええ~っ!?」
お嬢「え、エモンガ!?」
エモンガ「ノコッチ!必ず心に残るような良い旅を・・・!
     ワクワクするような冒険をして帰ってこい!
     大氷河の全てをその目に焼きつけ・・・大きくなって帰って来るんだ!!」

先ほどまで強気な表情を見せていたエモンガの目に涙が零れていた。
そしてまた、マグナゲートの周りで囲っていた赤い陣が一つ、また一つ消えた。

エモンガ「すまねぇ、ピカピ・・・。
     でも、お前がそっちに居た方がノコッチを安心して冒険出来るんだ・・・。
     だから・・・ピカピ・・・そして皆・・・ノコッチを・・・ノコッチを・・・宜しく頼んだぞ!!」
お嬢「エモンガ!」
ビリジオン「エモンガ・・・!!」
ピカピ「おぉぉ・・・し、しぬ・・・」
ノコッチ「駄目だよ!エモンガ!
     エモンガーーーーーーーーー!!」

ノコッチが叫んだ直後、ピカピ達はブラッキー達と同様に消えて行った。
そして、それはまるで役割を終えたかのように。
マグナゲートは激しい音を立て、消滅していった。
マグナゲートを呼び込んだ所には渦状の痕が残った。

エモンガ「絶対に良い旅をして・・・帰ってこいよーーーーーーーー!!」

エモンガがそう叫ぶと、その場で泣き崩れてしまった。
今の光景をずっと見ていた周りのポケモンは心配そうな顔をしてエモンガに近付いた。

ドテッコツ「お前・・・」
ヌオー「ん~っ、ヌシ・・・最初っからこうするつもりだっただぬか・・・」
エモンガ「ううっ……」
ビクティニ「元気出して、エモンガ。
      センターに戻って・・・Vルーレットやろ?」
エモンガ「ああ・・・・・・よろしく・・・な・・・・・・っ」


こうして、ピカピお嬢ビリジオン
そして、エモンガに背中を押され、冒険に行く側に回ったノコッチの4匹は、
未踏の地、大氷河に行く第一歩を歩み始めたのであった。


【21話:楽しい遠征の過ごし方 に続く】
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