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おはようからおやすみまでピカチュウを見つめる とあるピカチュウ好きのブログでお送りします 
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主人公:ピカピ(ピカチュウ)
相棒:お嬢(ツタージャ♀)

・この日誌はひたすらギャグ要素に突っ走ってますので、ネタだらけのポケダン日誌は嫌だと思う方は閲覧しない事を勧めます
 当然ですがネタバレも含まれますので、未プレイの方は要注意

・現在の縛りは以下の通り
○冒険中は主人公は技が使えない(単独行動、ボス戦は除く)
 飛び道具の使用はフロア毎に5コのみ
○電気技禁止(単独行動、ボス戦も含む)


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24話:私以外全員沈没



ケルディオ曰くグレッシャーパレスと呼ばれた氷の城をひたすら攻略していた私達。
そして、上に上に登りついた先は暗い空間だった。

お嬢「・・・あれ?急に暗い所に出てきたよ?皆、大丈夫!?」
ブラッキー「ああ、大丈夫だ!」
ビリジオン「こっちも平気!でも・・・」

ゴリゴリ・・・ゴリゴリ・・・

お嬢「・・・!何?今の音は?」

ゴリゴリッ!ゴリゴリッ!

エーフィ「何か・・・磨れるような音だけど・・・」
ブラッキー「皆!気をつけろ!」

『ウオオオォォォーーーーーーンッ!!』

辺りが明るくなった途端、目の前には巨大なポケモンが雄叫びを挙げながら出現した。
恐らくさっきの磨れるような音はコイツの足音なのだろう。
うーん、あれは確かゴルーグだったね。いやぁ、それにしてもデカい(KONAMI感)

ノコッチ「うわああああぁーーーーっ!」
ブラッキー「デ、デカい!!何だ!コイツは!?」
エーフィ「後ろも囲まれているわっ!!」

私達はふと、後ろを振り向くと、そこには2匹のポケモンが私達を囲う様に現れた。
コイツはフリージオだったな。
6vs3。数はこっちが有利だが、一番やっかいなのは言うまでも無くゴルーグだろう。
なにより、まだまだ打たれ弱いノコッチがゴルーグの側に居るのがな・・・。

お嬢「皆!来るよ!」

私達と敵達はそれぞれ戦闘態勢に入った。
さて、ノコッチを守りつつ、コイツ等をどう料理していくかな。



ピカピ「いかにも無機質で無表情なゴルーグ君にも絶望的な感情ってあるのでしょうか?
    これってトリビアになりませんか?宜しくお願いします!」

ピカピは みんなむてきだま を使った。味方全員には技が効かなくなった。

戦闘はいつも通り、私のおちゃらけた発言と手にしていた水色の玉が砕く音と共に幕を開けた。
まず最初に『みんなむてきだま』を使い、皆の身体という身体をきっちりとケアします。
6匹居るから、いつもより効果が長くなる事を期待しておきたいところだね。
これで2、3ターンで終了ならちょっとこの道具の扱い方を見直す必要があるな。

ノコッチ(ま、また始まった・・・!)
ビリジオン(ピカピの真骨頂・・・。しかも『みんなむてきだま』・・・。
      つくづく敵達には同情するわね・・・)

お嬢の メガドレイン!フリージオAに51ダメージ。
 ブラッキーの だましうち!効果は抜群だ!ゴルーグに36ダメージ。
 ビリジオンの でんこうせっか!効果は無いみたいだ。ゴルーグに23ダメージ。
 ゴルーグの まるくなる!ゴルーグの防御が上がった!
 フリージオAの こおりのつぶて!お嬢には当たらなかった。
 ノコッチの おいうち!効果は抜群だ!ゴルーグに16ダメージ。
 フリージオBの かくばる!フリージオBの攻撃が上がった。
 エーフィの サイケこうせん!フリージオAに26ダメージ。

ピカピ「『これが絶望的状況?笑わせるな』だって?へぇ、余裕だねぇ!
    それなら容赦無くやっちゃうぜ?元から容赦無くやってるけど!」
ゴルーグ「ウオオオォォォーーーーーーンッ!!」(意訳:そんなん、一言も言ってへんわッ!!)

ゴルーグが何か訴えてるかのように叫んでるけど、構わずに私は次の道具を出し、即時に使った。
とりあえず守り状態はまだ続いてる事だし、とりあえず味方の能力を底上げしなくちゃ(使命感)

ピカピは しゅんそくだま を使った。味方全員は2倍速になった。

ブラッキー「あれ?敵達の動きが遅くなった?」
エーフィ「違うわよ!私達が早くなってるのよ!ピカピが道具を使ったお陰で!」
ピカピ「ふむ、まだ敵達に動きがないね。
    よっしゃ!まだまだ味方の能力底上げが出来るやんけ!!」
ブラッキー「ピカピ!?何かめっちゃ嬉々としてるんだけど!?」
エーフィ(これがビリジオンが言ってたピカピの容赦の無い道具の扱い方・・・。
     た、確かにピカピが味方でよかったっ!!)

私の戦術を知らない2匹が戦慄している横で、私はまたまた道具を出して、即使った。

ピカピは みんなちからだま を使った。味方全員の攻撃と特功がぐぐーんと上がった。

次に使ったのは私の大好物『みんなちからだま』。
これは皆の攻撃と特功が馬鹿みたいに上がってしまう有難すぎる道具なのだ!
さて、私は能力が底上げされた皆の暴れっぷりを鼻を穿りながら眺めておこうかな。

お嬢の おいうち!フリージオAに83ダメージ。フリージオAは倒れた。
 ブラッキーの だましうち!効果は抜群だ!ゴルーグに55ダメージ。
 ビリジオンの でんこうせっか!フリージオBに106ダメージ。
 ゴルーグの はたく!ブラッキーは身を守った!
 ノコッチの ころがる!効果はいまひとつのようだ。ゴルーグに7ダメージ。
 フリージオの こごえるかぜ!ピカピには当たらなかった。
 エーフィの でんこうせっか!効果は無いみたいだ。ゴルーグに13ダメージ。

ふむ。まぁ、こんなもんか。
そして守り状態は・・・よし、まだ持続してるな。
しかし『みんなむてきだま』という道具、かなりチートだな。
この冒険が終わって帰ってきたら即量産しておかなくちゃな。

さて、そろそろ私も行動に移すか。
目の前のフリージオもあと一撃で終わるだろうし。

ピカピ「君はあの肥満猫より重そうだね。なら、これがかなり効くんじゃないかな?
    あ、お嬢、ビリジオン。コイツは私に任せて、ノコッチ達を援護してちょうだい」
お嬢「うん、分かった!」
ビリジオン「了解!」

ピカピの くさむすび!フリージオBに71ダメージ。踏ん張りスキルでフリージオBは倒れなかった。
 ブラッキーの だましうち!効果は抜群だ!ゴルーグに62ダメージ。
 ゴルーグの マグニチュード!味方全員の身は守った!
 ノコッチの おいうち!効果は抜群だ!ゴルーグに43ダメージ。踏ん張りスキルでゴルーグは倒れなかった。
 フリージオの こごえるかぜ!ピカピには当たらなかった。
 エーフィの でんこうせっか!土壇場スキルで避けた!

だ が 耐 え る フ リ ー ジ オ

ピカピ「ほう、君達にもスキルを使う脳があるんだね。えらいねー、えらいねー!
    けど、それがどうした?くさむすびで終わりやで」

ピカピの くさむすび!踏ん張りスキルでフリージオBは倒れなかった。
 ブラッキーの おいうち!効果は抜群だ!ゴルーグに64ダメージ。ゴルーグは倒れた。

だ が 耐 え る フ リ ー ジ オ

ピカピ「おーおー、堪えてる堪えてる(笑)
    けど、いつまで持ち堪えるつもりかな?早く、くたばれ」

・・・って、あれ?この流れ、なんか見た事あるぞ?
どこぞの電気タイプのジムと、どこぞのフェアリータイプのジムで見たような光景だぞ?
・・・この流れ、どこぞのフェアリータイプのジムだと、違う技を使って倒した記憶があるな・・・。

ピカピの でんこうせっか!フリージオBに72ダメージ。フリージオBは倒れた。

完  全  撃  沈  さ  れ  た  フ  リ  ー  ジ  オ  U  C

やったぜ。
ってなんだこのデジャヴ!?(驚愕)



圧倒的な力でゴルーグとフリージオ2匹を軽くあしらった私達。
勿論、私達全員は疲れた表情など見せていなかった。
この一方的に敵を蹂躙する戦い・・・思い出すね。
某ジムリーダーの姉でジャーナリストの人に貰ってしまった学習装置で超強化されてしまった、
あのメンバーの戦いっぷりを。

ブラッキー「ふぅ・・・なんとか追い払ったな・・・」

その時、この空間内にそよ風が吹いた。

エーフィ「今のは・・・風・・・?」
ブラッキー「風?風が吹いたのか・・・?
      ココは氷で覆われたドームの中・・・屋内だぞ?それなのに、風が・・・?」
ビリジオン「ドームでも、これだけ大きければ空気が動く事もあるんじゃないかしら?」
お嬢「私も感じたよ。風を。そよ風みたいな弱いものだったけど・・・」
ノコッチ「ぼ、僕も!この先に向かって流れていたような気が・・・」

ノコッチはこの部屋の奥にある道を向けて言った。

ブラッキー「きっと上へと続く道だな」
お嬢「この先に何かあるのかもしれない。行って見よう」



そんな訳で私達は奥の道に進む事にした。
暫く歩いていると、ノコッチが息を切らしながも、私達の足取りに一生懸命付いて行くように進んでいた。

ノコッチ「はぁはぁ・・・はぁはぁ・・・」
ピカピ「ノコッチ。何か息が荒いけど、大丈夫かい?
    もしかして高山病にでも・・・って、うお!?ノコッチ!?」

私は後ろにいたノコッチの方に振り向くと、ノコッチがその場で息を荒くしながら立ち止まっていた。
私達はノコッチの方に集まった。

お嬢「ノコッチ!大丈夫!?」
ノコッチ「・・・うん。大丈夫・・・。待たせてゴメンね」
ピカピ「お、おう・・・。あまり無理するんじゃないよ?」

とりあえず、私達はノコッチのペースに合わせて先に進んだ。
しかし、更に暫く歩いていると、今度はノコッチだけでなく、皆の息が荒くなっていた。
この冒険で貫禄のタフさを見せ付けたお嬢ですら、息苦しそうにしていた。
な、なんだ?集団高山病にでもかかったのか?私は全然平気なのに・・・。

ブラッキー「ぜぇ・・・ぜぇ・・・。先は・・・まだなのか・・・」
ピカピ「うーむ。皆大丈夫なのかい・・・ってうわ!?ビリジオン!?」

私は後ろを振り向くと、ビリジオンが下を向き、苦しそうに立ち止まってきた。
それに続くようにお嬢ノコッチ、ブラッキー、エーフィも同じ様に苦しい表情をしながら立ち止まった。
ど、どうなってるんだってばよ!?また幻術なのか!?

ピカピ「み、みなさん!?」
エーフィ「なんか・・・凄く息苦しいんだけど・・・どうして・・・」
お嬢「なんでだろう・・・分からないよ・・・。
   ピカピ・・・。ピカピは・・・平気なの・・・?」
ピカピ「お、おう。私は全然平気だけど・・・」
お嬢「そっか・・・よかった・・・。
   ・・・皆は・・・動けないみたいだね・・・」
ブラッキー「ぐぐっ・・・やっとココまで来れたというのに・・・」
エーフィ「でも・・・苦しくて・・・どう・・・にも・・・っ」

その時、皆限界を達したのか、一斉にその場で倒れこんだ。

ピカピ「ちょ、皆!?なに『いっせーのーせっ!!』で同時に力尽きてるの!?
    冗談でも笑えないわよ、それ!?」

だが、皆の返事がない。返事する気力すら無いって事かよ・・・。
なんてことだ・・・なんてことだ・・・。
どうしたらいい?『あなぬけのたま』で使ってココを脱するか・・・?

その時、辺りが急に暗くなった。
いや、何かが上から来ている・・・?

上を向いたその時。私の目の前に大きな化け物が現れた。

ピカピ「ひょおおおおおおおおおおおおおぅ!!?」

私は驚くあまり、一気に後ろに下がった。
う、嘘でしょ・・・!?この状況で敵登場とか、どこぞの大松かよ!!
ぬぐぐ・・・、皆は戦える状況でも無いし・・・。
・・・くそ、今は私だけで戦うしか・・・!

私は道具箱を開きながら戦闘態勢に入った。
だが、その瞬間にも敵がこちらに攻撃を仕掛けてきた。
は、はや・・・っ!?

ピカピ「わあああああ!!!!こっちに来るなくださいいいいいいいいい!!!!!」

敵の攻撃に、私は反射的に両腕をバッテンの字を作り、なけなしの防御体制に入っていた。
いつの間にか目を瞑っていたのか。
ふと、目を開けると、そこには大きな化け物が立っていた。
だが、その化け物は全く戦闘の意志を示していなかった。
ふと、周りをみると、どうやらココは先ほどゴルーグ達と戦っていた大きな部屋に移動してきた様だ。
・・・戻された?いや、私達を助けてくれた・・・?

お嬢「ううっ・・・うーん・・・」

隣で倒れていたお嬢は、意識が取り戻したのか、目を開けて立ち上がった。
周りをみると、皆も意識を取り戻していた。

ブラッキ「こ、ここは・・・俺達がさっき戦った・・・?」
エーフィ「あ、あなたは・・・一体・・・」

キュレム「我の名はキュレム。
     ココ、グレッシャーパレスを司る者だ」

ファッ!?キュレムだと!?
キュレムって確かイッシュ地方に伝わる伝説ポケモンの一匹だったような・・・。

ビリジオン「キュ、キュレム!?」
ブラッキー「キュレムって・・・古のポケモンと言われた・・・あの・・・!?」
キュレム「お前達が行こうとした所は禁断の場所。
     決して近付いてはならない」
お嬢「禁断の場所?」
キュレム「あそこの先は巨大なパワーが渦巻いている。我にも近付けない程のパワーがな。
     お前達がココに来る事は予知していた。
     あそこに入ったら最後・・・二度と帰る事は出来なかっただろう」
お嬢「ちょ、ちょっと待って。
   さっき予知って言ったけど、それって私達がココに来る事を最初から知っていたって事?」
キュレム「そうだ。我には未来の行く末が分かるのだ。
     各地で何が起きるのか・・・この後、世界はどうなっていくのか・・・その全てを我は知っている。
     そして、ココ・・・グレッシャーパレスで遥か昔から、その未来をじっと見守り続けてきたのだ」

・・・なんか、変な言い掛りだな。
未来の世界は絶対崩壊しますけど、私はその時期を知ってますよ的な感じがする。
実は近い将来、この世界を脅かす事件が起きるぞとでも言うんじゃないだろうね?

しかし未来を予知する能力か。
ゲーム好き漫画好きの私には辛い能力だなぁ。
こういったゲームが近い将来出ると知ったその時点で、内容も既に知らされているもんでしょ?
シュタゲの存在を知ったら、その予知の能力を持ってしまった自分を恨む自信はあるな。

キュレム「この先に行く事は許されない。これ以上の冒険は無理だ。引き返すがいい」
ブラッキー「・・・分かった。この先にちょっと行っただけで倒れるとは俺も思わなかったしな。
      約束する。この先には行かない。
      でも、その代わり教えてくれ。この先に・・・大結晶はあるのか?」
キュレム「・・・ある。グレッシャーパレス周辺の物体を浮遊させているのも、大結晶の力だ」
ブラッキー「分かった。有難う」
ビリジオン「私からもひとつ聞かせて。
      ココに・・・ケルディオというポケモンが来たと思うんだけど・・・」
キュレム「いや。ココには来ていない」
お嬢「ええ~!?来てないだって!?」
キュレム「外からココに来たポケモンはお前達が初めてだ」
ビリジオン「・・・・・」
キュレム「もういいだろう」

キュレムはそう言うと、立ち上がり、馬鹿デカい声を出した。
私達は思わず目を瞑り、両耳を塞いだ。

・・・目を開けると、目の前にいた筈のキュレムが居なくなっており、代わりに大きな宝物が現れた。
そして、どこからか、キュレムの声が広い部屋に響き渡った。

キュレム『多くの試練を乗り越え、よくぞここまで辿り着いた!それは賞賛に値しよう!
     そこにあるものは我からの褒美だ!受け取るがいい!』

あらやだ、結構良い奴じゃないか!

しかし・・・ケルディオがココには来ていなかったと言うキュレムの言葉・・・何か引っ掛かるな。
キュレムが言った事が正しければ、あのフリズムがあった場所からココの間に何かあったという事になるね。
途中で倒れた?でもフリズムがあった場所まで一匹で攻略した奴が、あそこでしくじるとは思えないな。

お嬢「・・・ケルディオがココまで来ていなかったって・・・一体どういう事だろう・・・」
エーフィ「フリズムを残した場所からココに来るまでの間に何か起きた・・・という事よね?」
ノコッチ「僕、ケルディオは絶対ココに来てたと思ってたのに・・・。
     だって、一匹で大氷河を超えてきた実力者だもん」
ブラッキー「何かあったんだろうな・・・」
ビリジオン「皆、もういいわ」

そう言ってビリジオンは皆の会話を遮った。

お嬢「ビリジオン・・・」
ビリジオン「確かにケルディオがココに来てなかったのは謎だけど・・・。
      でも、考えても変わらないしね・・・。
      後、ケルディオが残したフリズムの声が、手紙の内容とは食い違うのも分からないし」
エーフィ「ビリジオン・・・」
ビリジオン「違うのよ、エーフィ。投げやりになってる訳じゃ無いから心配しないで。
      ココまで来て私・・・分かったの」

ビリジオン「フリズムにあったケルディオの声・・・あの声は紛れも無く私の知っている、いつものケルディオよ。
      手紙のケルディオは酷かったけど・・・でも、声のケルディオは何も変わっていない。
      そこまで来て・・・やっと気付いたの。
      私、ケルディオから手紙が来て、それを読んだ時から・・・
      ずっと友達というものが信じられなくなっていたけど・・・。
      でも私にその気持ちを植え付けたのは・・・実はケルディオでも誰でも無かった。
      私に不信感を植え付けたもの・・・それは・・・。
      手紙を見て失望した・・・私自身の心だったの。
      手紙を読んだ私が勝手にがっかりして、勝手に作り出したものだったのよ。
      まだ分からない事が沢山ある。であれば、真実もまた別の所にあるのかもしれない。
      だから思ったの」


ビリジオン「だったら、もう一度信じてみよう・・・ってね」


おお・・・ついにビリジオンからそれを言うようになるとは・・・。
うん。これだけでもビリジオンを大氷河に連れて来た甲斐があったな。

お嬢「ビリジオン!」
ビリジオン「これまで私、ずっと嫌な奴だったと思う。
      でも、皆に会えて・・・そして一緒にココまで来れて・・・
      やっと信じる気持ちを思い出す事が出来た。
      それもこれも、皆のお陰よ。凄く感謝している。
      本当に・・・本当に・・・有難う」

ビリジオンは最後に乾ききった声で私達にお礼を言うと、その場で泣き出した。

ノコッチ「ビリジオン!良かった!」
お嬢「うん!ホント良かった!ビリジオンの事だけでも今回の冒険は大成功よね!」
エーフィ「そうね!他にも大氷河を超えたし!氷山の中にも驚いたし!」
ノコッチ「氷の城も見れたしね!
     ココ!グレッシャーパレスって言うんだね!」
ブラッキー「俺は大結晶がホントに存在したってところだな。実物を拝めなかったのはちょっと残念だったけど・・・」
お嬢「私は何と言ってもフリズム!私の一番の宝物よ!」
ノコッチ「エモンガにもプレゼントしようね!」
お嬢「勿論!絶対喜ぶよ!」
ノコッチ「ピカピはどう?今回の冒険は?」

ノコッチは満面の笑みで私に言ってきた。
まさかノコッチから振ってくるとは・・・。

ピカピ「そうだねー。大氷河を超えたし、氷山の中にも驚いたし、氷の城も見れたし、
    大結晶が存在してた事も嬉しかったし、フリズムをゲット出来たのも良かったと思います」(小並感)
ビリジオン「フフッ!皆と同じ事言ってるわよ」
ブラッキー「しかも子供みたいな感想だったな」
ピカピ「むむ・・・。感想はどうも苦手なんだよねー・・・。
    まぁでも、私が感じたのはその事よりもね・・・」

ピカピ「こうして一致団結して皆の力でココまで来れたのが、何よりも嬉しかった。
    共に信頼し合って、共に苦難を乗り越え、そして共に冒険しきった。
    その事が一番の宝物だと、私は思うかな」

・・・やっべぇ。今思った。私、めっちゃ臭い事言っちゃった・・・。
私は恐る恐る皆を見た。皆、照れくさがっていたが、表情は皆笑みを浮かべていた。

ピカピ「まぁ・・・その、アレだね。
    もう一度、ココに来るんだったら今度はエモンガも連れて行きたいところだね」
ノコッチ「でも、それだとまた誰か一匹、留守番する事になるよ?」
ピカピ「あー、確かチームの一匹を留守番しないとチーム解散させられるっていう糞ルールだっけ?
    そんなもん、覆せばええやんけ。
    私達の力でチーム『アイリス』をこれ以上にないぐらいにデカくさせて、
    ワクワク冒険協会に軽く提言出来るぐらいの存在になればね」
ノコッチ「わわ!凄く大胆!」
お嬢「でも、良い方法だね!パラダイスをもっと拡大すれば、ワクワク冒険協会も一目置けそうだしね!
   ってか、ピカピどうしちゃったの?今日は珍しくかなり良い事言ってるね!」

お嬢ェ・・・。いつもふざけてる私だって、たまには良い事を言う人なんですよ・・・?
これは少し折檻が必要ですね・・・。

ブラッキー「さて、それじゃ後はあの宝物の中のものを貰って、帰るとするか」
お嬢「うん。ここにずっと居るとキュレムに怒られちゃいそうだしね。
   ピカピ。宝箱はピカピが開けてみて。お願い」
ピカピ「うむ、了解」

私は大きな宝箱を開けてみた。
開いた宝箱の中には大量のお宝が光輝きながら置かれていた。
お宝の他に、宝箱の中にはいのちのタネ、ブロムヘキシン、ぎんのハリ(5)、くろいカギ、きんかいスコープ。
そして更に5000ポケが入っていた。
他のはともかく、きんかいスコープは結構おいしいな。これでお目当ての技マシンと交換しやすくなるね(ニッコリ)

お嬢「わあ~っ!!」
ノコッチ「凄い!大量だね!」
ブラッキー「よし!じゃあ引き上げるか!」
お嬢「うん!皆!これで私達の大氷河の冒険は終わりよ!
   これからお宝を持って、思い出も持って・・・パラダイスに帰ろう!!
   今回の冒険は・・・大成功だーーーーーーーーーっ!!

お嬢の言葉に私達も歓喜の叫びを上げた。

こうして、アイリスの大氷河への冒険は終わり・・・
ピカピ達はパラダイスへと帰って行きました。
そこに待っていたのは宿場町の皆や、パラダイスの仲間でした。
皆、大氷河の話が聞きたくて仕方ありません。
その日は皆、宿場町の食堂に入り浸り、土産話やお宝をサカナに・・・
朝までドンチャン騒ぎで盛り上がったのでした。



【25話:こおおおおおえがああああああああああ きいいいこおええるううううううううううううう に続く】


■ チーム『アイリス』主力メンバー

○ピカピ(ピカチュウ) ♀ Lv.28 持ち物:かいふくリボン 
 HP:99 攻撃:42 防御:43 特功:55 特防:46
 技:ねこだまし、でんこうせっかⅤ、たたきつける、くさむすびⅡ

カロス地方リーグチャンピオン。
ひょんとした事でポケモン世界にやって来た元人間の女の子。
電気技が使えない、更に冒険中は技も使えないと言うチームのお荷物っぷりを発揮している。
しかし、物事を冷静に見る目を持っており、事件とそのポケモンの核心をいち早く気付く事が多い。
道具管理、パラダイス計画の監督、チーム管理、バトルでの指示と最近はリーダーらしい事をしてる。
ドSな性格をしており、その性格はバトルにも大いに影響を与えている。
だが、最近は涙腺がガバガバになっている。


○お嬢(ツタージャ) ♀ Lv.27 持ち物:パワーバンダナ
 HP:98 攻撃:47(50) 防御:45 特功:47 特防:45
 技:メガドレインⅡ、つるのムチⅢ、グラスミキサーⅡ、おいうちⅣ
ピカピが最初に出会ったポケモンであり、相棒。
冒険に役立てるポケモンパラダイスを立ち上げるのが夢。
どんなポケモンでも心を通わせる、優しい性格だが怒るとかなり怖い。
ピカピの自由っぷりに振り回されながらも、一方でピカピの事を最も信頼している。
ピカピに影響されたのか、最近Sの方向に向かって行っている。


○ノコッチ ♂ Lv.29 持ち物:みきりハチマキ
 HP:63 攻撃:32 防御:27 特功:32 特防:27
 技:とっしんⅡ、げんしのちから、ころがる、おいうちⅢ
トントン山で迷子になったところをピカピ達に救出されたポケモン。
臆病な性格で戦闘もそこまで強くないが、ピカピ曰く潜在能力を秘めている。
アイリスの一員になって、更に大氷河での冒険を経て、
精神的にも冒険家における探究心が徐々に強くなって行く。
ビリジオンに憧れを抱いている。


○エモンガ ♂ Lv.27 持ち物:パワーバンダナ
 HP:84 攻撃:54(57) 防御:45 特功:54 特防:45
 技:でんこうせっかⅤ、でんげきはⅡ、スパークⅡ、おいうちⅣ
トントン山でノコッチを探してるところ、ピカピ達に出会ったポケモンでノコッチの友達。
臆病なノコッチとは違い、気っ風の良い兄貴分でお調子者な性格。
ピカピのボケによく突っ込む。
ノコッチとビリジオンとの修羅場(?)があってか、ビリジオンとはそりが合わないが、たまにデレる。


○ビリジオン ♀ Lv.29 持ち物:パワーバンダナ
 HP:112 攻撃:56(59) 防御:53 特功:58 特防:60
 技:でんこうせっかⅤ、にどげりⅢ、とっしんⅡ、マジカルリーフⅢ
ベテラン冒険家でチーム『アイリス』の一員。
クールな性格をしており、多少冷酷な部分があるが根は優しい性格。
友達であったケルディオに一方的に別れられてから、周りのポケモンを信用しなかった。
しかし、チームに入って、更に大氷河での冒険を経て、もう一度信じる心を取り戻すようになった。


○ ブラッキー ♂ Lv.29 持ち物:パワーバンダナ
 HP:84 攻撃:48(51) 防御:48 特功:47 特防:48
 技:でんこうせっかⅤ、おいうちⅣ、あやしいひかり、だましうち
ダンジョン研究家でチーム『アイリス』の一員。
エーフィと一緒にマグナゲートのエンターカードの研究をしている。
真面目な性格で、抜け目がない。だがエーフィの事になると目が往かなくなる。


○エーフィ ♀ Lv.24 持ち物:スペシャルリボン
 HP:68 攻撃:41 防御:43 特功:40(43) 特防:43
 技:でんこうせっかⅤ、ねんりきⅡ、スピードスター、サイケこうせんⅡ
ダンジョン研究家でチーム『アイリス』の一員。
ブラッキーと一緒にマグナゲートのエンターカードの研究をしている。
愛想の良いお姉さんだが、涙もろい。


■ チーム『アイリス』在籍メンバー

★はよく出撃するポケモン

○うましか(シママ) Lv.26
 HP:67 攻撃:47 防御:38 特功:46 特防:38
 技:でんこうせっかⅤ、おいうちⅣ、スパークⅡ、でんげきはⅡ

○コロちゃん(コロモリ) Lv.24
 HP:49 攻撃:32 防御:30 特功:32 特防:30
 技:ねんりきⅡ、ハートスタンプ、かぜおこし、エアカッター

○しんぞう(ココロモリ) Lv.24
 HP:60 攻撃:32 防御:30 特功:32 特防:30
 技:ねんりきⅡ、ハートスタンプ、かぜおこし、エアカッター

★ぐりとぐら(モグリュー) Lv.26
 HP:62 攻撃:45 防御:40 特功:39 特防:37
 技:きりさく、みだれひっかき、メタルクロー、あなをほる
石の洞窟に出会ったポケモン。マジメでどのポケモンも敬語で接するポケモン。
ピカピを神のように祀っており、いつもピカピの事しか考えてないピカピ狂信者。

○しんきタブ(タブンネ) Lv24
 HP:65 攻撃:42 防御:38 特功:40 特防:38
 技:はたくⅡ、おうふくビンタⅡ、てだすけ、ひみつのちから

★くるっくー(クルマユ) Lv.25
 HP:83 攻撃:49 防御:51 特功:51 特防:41
 技:たいあたりⅡ、むしのていこう、むしくい、はっぱカッター
カゲロウ岬に出会ったポケモン。クルミルから進化した。
宿場町のクルマユとは別ポケモン。

★ふっしー(ホイーガ) Lv.27
 HP:62 攻撃:48 防御:47 特功:46 特防:36
 技:どくばりⅡ、むしくい、ポイズンテール、おいうちⅣ
ゆうわくの戻り道に出会ったポケモン。フシデから進化した。

○もんだい(モンメン) Lv23
 HP:54 攻撃:39 防御:25 特功:31 特防:18
 技:しびれごな、せいちょう、はっぱカッター、メガドレインⅡ

○L(エルフーン) Lv23
 HP:58 攻撃:39 防御:25 特功:31 特防:18
 技:せいちょう、かぜおこし、メガドレインⅡ、やどりぎのタネ

★チェッ(チェリネ) Lv.26
 HP:88 攻撃:52 防御:35 特功:58 特防:36
 技:ギガドレイン、こうごうせい、くさむすびⅡ、マジカルリーフⅢ

○メグ(メグロコ) Lv.22
 HP:77 攻撃:42 防御:34 特功:35 特防:31
 技:ダメおし、いちゃもん、かみつく、すなじごく

○あっちゃん(アーケン) Lv.26
 HP:57 攻撃:63 防御:24 特功:54 特防:24
 技:でんこうせっかⅤ、げんしのちから、つばさでうつ、いわおとし

○のぞき(チラーミィ) Lv.26
 HP:65 攻撃:38 防御:40 特功:37 特防:46
 技:はたくⅡ、おうふくビンタⅡ、スイープビンタ、スピードスター

★ゴマすり(ゴチム) Lv.25
 HP:83 攻撃:45 防御:38 特功:54 特防:43
 技:サイコショック、ねんりきⅡ、サイケこうせんⅡ、おうふくビンタⅡ
石の洞窟に出会った無駄にノリの良いポケモン。
口の悪さはチーム一だが、ピカピ達と仲間には切実で陰ながらこのチームを大事に思っている。

○たまたまだ(タマゲタケ) Lv.24
 HP:58 攻撃:43 防御:30 特功:43 特防:22
 技:すいとる、だましうち、おどろかす、メガドレインⅡ

○バチあたり(バチュル) Lv.26
 HP:46 攻撃:45 防御:35 特功:54 特防:38
 技:むしくい、きゅうけつ、エレキネット、きりさく

○ギガ(ギアル) Lv.26
 HP:57 攻撃:39 防御:46 特功:41 特防:43
 技:はさむ、チャージビーム、でんきショックⅡ、ギアソーサー

○ローソン(ヒトモシ) Lv.25
 HP:74 攻撃:39 防御:29 特功:42 特防:33
 技:おどろかす、あやしいひかり、はじけるほのお、ひのこ

★こじゅうと(コジョフー) Lv29
 HP:68 攻撃:42 防御:40 特功:44 特防:44
 技:はたくⅡ、はっけい、おうふくビンタⅡ、つばめがえし

○バーチャル(バルチャイ) Lv.25
 HP:60 攻撃:37 防御:36 特功:35 特防:36
 技:かぜおこし、だましうち、みだれづき、ついばむ

○うぃーっす(ウリムー) Lv23
 HP:61 攻撃:44 防御:23 特功:34 特防:23
 技:たいあたりⅡ、こごえるかぜ、こなゆき、どろばくだん

○うはうは(ヌオー) Lv.24
 HP:80 攻撃:42 防御:38 特功:46 特防:38
 技:みずてっぽう、どろばくだん、たたきつける、マッドショット
カゲロウ岬に出会ったポケモン。ウパーから進化した。
GODヌオーとは別ポケモン。

○たつたあげ(タツベイ) Lv.22
 HP:54 攻撃:42 防御:21 特功:34 特防:19
 技:いかり、かみつく、ドラゴンクロー、ずつき

○たけし(グレッグル) Lv.26
 HP:84 攻撃:41 防御:29 特功:38 特防:32
 技:おどろかす、だましうち、どくばりⅡ、おいうちⅣ




■ パラダイス状況

パラダイスランク:ダイヤモンド

○南エリア
ピカピお嬢の家

○中央エリア:爽やかな草原
・きのみダネ(グレードアップ1)
・ふしぎだまショップ(グレードアップ1)
・くじびきてん(グレードアップ1)
・くさどうじょう

○南東エリア:涼しげな川辺
・すいみんのはたけ
・しばられのはたけ
・いやしのはたけ
・ふっかつのはたけ(グレードアップ1)

○東エリア:涼しげな川辺
・オレンのはたけ

○南西エリア:豊かな森林
・そうこ★スッキリ
・おたからサルベージ
・ツンベアーホッケー

○北エリア:ごつごつした岩場
・ノーマルどうじょう
・でんきどうじょう
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2017/12/31 nitiha.netに移転
2017/09/13 新企画【チョコプレート】始動
2017/06/04 nitiha.netの移転作業開始
2015/12/28 ポケモンX日記1話始動
2015/07/31 ポケモンOR日記完結
2014/12/05 ポケモンOR日記始動
2014/06/07 マグナゲート日記始動
2014/05/31 ポケモンY日記完結
2014/01/22 現シーズンのマイクラ大道路始動
2013/10/17 ポケモンY日記始動
2013/03/03 サイパン写真公開
2012/06/24 ポケモンB2日記始動
2012/06/09 1期マイクラ大道路始動
2011/12/30 パワポタ2010ペナント日記始動
2011/01/02 ブログ名を現在の「黄色に(ry」に変更
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