22話:サムゥイ!
長いダンジョンをひたすら進み続け、ようやく出口らしきモノが見えた。
出口付近には既に
ノコッチと
ビリジオンが待機していた。
合流して直ぐに出口に向かうと、そこから光が私達を包み込んだ。
そして光が和らげると、そこは辺り一面、白い景色が目に映った。
お嬢「こ、ここは・・・外?」ノコッチ「わわっ!?周りが全部氷だよ!?」ブラッキー「見ろ!山だ!山が見える!」
ブラッキーが向いていた方を向くと、白く大きな山が聳え立っていた。
お嬢「ホントだ・・・!目の前に広がってるのが大氷河で、その向こうに大きな山が見えるけど・・・」ノコッチ「氷の山・・・ですよね・・・?」え?あれ全部氷なの?雪じゃなくて・・・?まぁ、雪も氷なんだけど・・・。
ブラッキー「ああ・・・氷山だ。
きっと・・・あれが・・・あれこそが言い伝えに隠された神秘の山じゃないかな」
お嬢「神秘の・・・山?」ブラッキー「そうだ。あれが神秘の山であれば、大結晶もきっとあそこに!」
私達は遠くにある大きな氷山に見惚れていると、後ろをふと見ていた
エーフィが私達に呼びかけた。
エーフィ「皆!見て!大きなクレバスがいくつも見える! そしえ私達の反対側には氷山! ねぇ、ブラッキー!私達、計算通り超えられたのよ!巨大なクレバスを!」私達は反対側を見た。そこには辺り一面の巨大なクレバスが地平線の向こうまで延びていた。
私達は宿場町の丘の上からココまで来たと言う事か。あの巨大なクレバスを乗り越えて。
一度、
スワンナから地図を拝見した事があるんだけど、宿場町から北の地帯から結構離れてた様な気がする。
遠くの地を行き渡る事が出来るマグナゲート。改めてブラッキーと
エーフィの凄さを身を持って知ったわ・・・。
ブラッキー「やったな!エーフィ!」
エーフィ「ええ!ブラッキーもお疲れ様!でも、これからよね!」ブラッキー「ああ!神秘の山と言う名は、言い伝えでは不思議な現象が起きる事から付けられたらしいが・・・。
詳しい事はまだ謎に包まれている。
でも、それは物を空中に浮かせる現象じゃ無いかと・・・。
つまり、神秘の山には・・・物体を浮遊させる幻の大結晶があると俺は考えているんだ」
お嬢「へぇ~!凄いね!ずっと研究してきた結果や裏付けからそう思うのね!」エーフィ「フフフッ!そうだったらいいんだけど、ちょっと違うのよね」ブラッキー「おい!エーフィ!笑いすぎだぞ!」
エーフィ「アハハ!ゴメンゴメン!」私もブラッキーを弄るようにふざけて大爆笑でもかましてやろうと思ったが・・・
お嬢「もー、エーフィったら。ブラッキーは真面目なんだから」二匹のやり取りに、にこやかに笑ってる
お嬢から伸びているツタが私の方に向けていた。
それは、何かしらのアクションをしたら、すぐにでも巻き付かせる様にスタンバイしていた。成程ね。からかうのは止めろと言うのですね。分かりました、
お嬢様。私、黙りますわ・・・。
ビリジオン(本当・・・お嬢はピカピの扱いが上手いわね・・・)エーフィ「勿論、研究はしたし情報も沢山集めたけど、残念ながらちゃんとした裏付けなんて一つも無いの。 全ては言い伝えや噂・・・根拠の無いお伽話ばかりだわ」お嬢「ええっ!?」根拠の無いお伽話みたいな存在が今ココに居るんだよなぁ・・・。まぁ、私が人間だったという事は今する話じゃ無いんだけどね。
ブラッキー「誰も知らない事なんだ。根拠なんて出て気やしない。
大体裏付けなんて無くたって良いじゃないか。言い伝えや噂話・・・それで十分だよ!
そこに時めきや憧れがある!そう思わないか!」
男特有のロマンというヤツかな。でも、そういう話は結構ワクワクするもんだね。
お嬢「へぇっ!ブラッキーってダンジョン研究家なんだけど、実は冒険家も顔負けのロマンチストなのね! こっちも負けてられないな!」ノコッチ「僕もワクワクしてきました!」お嬢「よーし!皆行こ!あの奥に!この先どんな敵が居るのか、何が待ち受けてるのか分からないけど・・・。 それでも・・・どんどん先に進んで行こ!」皆「おおーーーーーーーーーーっ!!!」やった!やっと皆の輪に入った!やったねピカp(ry
【今日のVウェーブ:草】そんな訳で今回は私とお嬢とブラッキーにビリジオンと一緒に進む事になった。
先ほどのダンジョン攻略の難関さで改めて理解したのか。
ブラッキーは
エーフィと別れて行動する事に、一つも文句を漏らさなかった。
という訳で私達は大きな氷山に向けて進んで行った。
*今回のダンジョンもそれなりに長く、更に話の都合上、見所以外は全てカットします。~ 大氷河 4F ~
・天気:霰ピカピ「わお・・・霰が降ってやがる。これは少しやっかいですね・・・」お嬢「いてて・・・この階はなるべく早く抜けないとね・・・」■
ピカピは 木の枝(1/5)を撃った。ヤブクロンに15ダメージ。
ビリジオンの でんこうせっか!クマシュンには当たらなかった。
ヤブクロンの どくびし!足元に毒びしを作った。
クマシュンの なきごえ!4匹の攻撃が下がった。
ピカピは 木の枝(2/5)を撃った。ヤブクロンに10ダメージ。
お嬢の おいうち!ヤブクロンに44ダメージ。ヤブクロンは倒れた。
ビリジオンの でんこうせっか!クマシュンに51ダメージ。クマシュンは倒れた。
■
お嬢の おいうち!ヤブクロンに45ダメージ。ヤブクロンは倒れた。
ビリジオンの にどげり!効果はいまひとつのようだ。ヤブクロンに41ダメージ。
ヤブクロンの アシッドボム!
ビリジオンにダメージは無い。
ビリジオンの とっしん!ヤブクロンに57ダメージ。ヤブクロンは倒れた。反動で10ダメージ。
■ヤブクロンの はやく!
ピカピに9ダメージ。
ビリジオンの でんこうせっか!ヤブクロンには当たらなかった。
ヤブクロンの ヘドロこうげき!
ピカピに12ダメージ。
ビリジオンの でんこうせっか!急所に当たった!ヤブクロンに83ダメージ。ヤブクロンは倒れた。
■
ビリジオンの でんこうせっか!ヤブクロンに49ダメージ。ヤブクロンは倒れた。
■
ビリジオンの とっしん!クマシュンに74ダメージ。クマシュンは倒れた。反動で10ダメージ。
■ヤブクロンの どくガス!
ピカピは毒状態になった。
ビリジオンの とっしん!ヤブクロンに60ダメージ。ヤブクロンは倒れた。反動で10ダメージ。
■
ピカピ、毒で12ダメージ。
しかしこの時に限って敵が多く出たり、階段部屋に中々辿り着けなかったりする。ポケダンあるある。
そして極めつけに毒状態である。その為・・・
~ 大氷河 5F ~
お嬢「ピカピ!大丈夫!?」ピカピ「し、死ぬかと・・・思いましたよ・・・」この通り、死にそうになる。
危ない危ない・・・。後一歩でHPゲージが赤くなる所でしたよ・・・。
てか、あれだけ不利な状況でHPゲージが赤くならないとか私も結構タフになってきたな。
一応階段の玉は持ってきたんだけど・・・今後は惜しみなく使わないとダメだね。
~ 大氷河 6F ~
□
ピカピは チーゴの実 を拾った。
■デスマスAの ナイトヘッド!
お嬢に24ダメージ。
デスマスAの ナイトヘッド!
お嬢に24ダメージ。
お嬢「うぐ・・・」ピカピ「角抜けの技に固定ダメージはキツイな。 ココはこちらから向かうしか無さそうだね。 ・・・ってビリジオンが居ない!?」ブラッキー「ああ・・・今、後ろでデスマスと戦ってるみたいだ・・・」
ま、まぁ、
ビリジオンなら心配無いと思うから良いとして、
とりあえず目の前のデスマスを何とかせなアカンね。
■
ビリジオンの でんこうせっか!デスマスBに32ダメージ。
デスマスAの ナイトヘッド!
ピカピに24ダメージ。
デスマスBの おどろかす!
ビリジオンに3ダメージ。
ビリジオンは怯んだ。
デスマスAの まもる!
デスマスB たたりめ!
ビリジオンに9ダメージ。
ビリジオンは怯み状態から戻った。
ピカピは 木の枝(1/5)を撃った。デスマスAに18ダメージ。
ビリジオンの にどげり!デスマスBに33ダメージ。デスマスBは倒れた。
デスマスAの おにび!
お嬢はやけど状態になった。
デスマスAの おどろかす!
ピカピに8ダメージ。
□
ビリジオンは 縛り玉 を拾った。
よし、とりあえず戦闘ポジションに立ったぞ。後はひたすら殴るだけや。
■
お嬢の おいうち!効果は抜群だ!デスマスAに38ダメージ。お嬢の特性がミイラになった。
デスマスAの ナイトヘッド!
ピカピ、
お嬢に24ダメージ。
お嬢の おいうち!効果は抜群だ!デスマスAに46ダメージ。デスマスAは倒れた。
よし、何とか倒したか・・・。
しかし、先ほどの戦いで
お嬢共々にガッツリ体力が減ったな・・・。
これで天気も霰状態だったら軽く死ねたな。
良かった、今は晴れてて。
ビリジオン「御免なさい!ちょっと後ろに居た敵でごたついてて・・・
ってピカピ!お嬢!大丈夫なの!?」ピカピ「うむ、何とかね」お嬢「あちち・・・」ピカピ「ありゃ・・・火傷負ってるやんけ・・・。 ほら。さっき拾ったチーゴの実やで」お嬢「うん。有難う、ピカピ」□
お嬢はチーゴの実を食べた。
お嬢は火傷状態から戻った。
とりあえずデスマスには要注意だね。
唯一救いなのはそれ程体力が無いって言う点かね。
~ 大氷河 7F ~
・天気:霰ピカピ「はい階段の玉」(パリーン)□
ピカピは 階段の玉 を使った!階段の場所がマップに現れた!
■
お嬢の つるのムチ!デスマスに56ダメージ。
お嬢の特性がミイラになった。
ビリジオンの マジカルリーフ!デスマスに59ダメージ。デスマスは倒れた。
お嬢「ふぅ。ところでピカピ。さっきの道具で階段の場所が分かるんだね」ピカピ「うん。直感というべきかな。階段の場所が何処にあるのか、不思議と把握出来るんだよね。 とりあえず付いて来てね」■デスマスの たたりめ!
ピカピに13ダメージ。
お嬢の おいうち!効果は抜群だ!デスマスに62ダメージ。デスマスは倒れた。
■ヒヤップの みずてっぽう!
ピカピには当たらなかった。
ヒヤップの みずてっぽう!
ピカピに6ダメージ。
お嬢の おいうち!ヒヤップに58ダメージ。ヒヤップは倒れた。
ピカピ「よし、階段発見!」お嬢「結構スムーズに発見できたね!これなら霰も怖くないね!」ピカピ「なお複雑な道になると」ブラッキー「不安になる事言うなよ・・・」
~ 大氷河 8F ~
■デスマスの まもる!
ピカピは木の枝(1/5)を撃った。デスマスに18ダメージ。
デスマスの ナイトヘッド!
ピカピ、お嬢には当たらなかった。デスマスは守り状態から戻った。
デスマスの おどろかす!お嬢に8ダメージ。
お嬢の おいうち!効果は抜群だ!デスマスに73ダメージ。デスマスは倒れた。
■
お嬢の おいうち!効果は抜群だ!デスマスに62ダメージ。デスマスは倒れた。
■ブラッキーの あやしいひかり!デスマスは混乱した。
ブラッキーの おいうち!相手が悪い状態で威力アップ!効果は抜群だ!デスマスに83ダメージ。
デスマスは倒れた。
■
ビリジオンの でんこうせっか!効果が無いみたいだ。デスマスに28ダメージ。
ビリジオンの特性がミイラになった。
ブラッキーの だましうち!効果は抜群だ!デスマスに40ダメージ。デスマスは倒れた。
■コジョフーのヨガのポーズ!コジョフーの攻撃が上がった。
ビリジオンの とっしん!急所に当たった!コジョフーに96ダメージ。コジョフーは倒れた。
反動で10ダメージ。
■
ビリジオンの マジカルリーフ!効果は抜群だ!ヒヤップに108ダメージ。ヒヤップは倒れた。
□
ピカピは 聖なる種 を拾った。
□
ピカピは 金塊 を拾った。
~ 大氷河 9F ~
・天気:霰ピカピ「ちょっとさっき拾った聖なる種、早速食うわ。 皆適当にそこら辺に居る二匹の敵を倒してね!」(ピュン!)
3匹「えっ!?」□ピカピは 聖なる種 を食べた。ピカピは階段に向けてワープした。よし、これで面倒なフロアをさっさとオサラバ・・・
ってココにも敵が二匹居るじゃないですかー!やだー!ああ!冷たい!!クマシュンブラザーズやめて!!寒い地に凍える風とかいやねーから、マジで!!階段向かわせろやッ!!!無駄に鳴くな!!今攻撃下げても意味ねーから!!サラダバー!!~ 大氷河 10F ~
お嬢「あ、あれ!?いつの間に移動を・・・」ビリジオン「不思議のダンジョンはココが不思議なのよね。 例え仲間がバラバラになっても、一匹が階段を駆け上れば皆上に移動出来るから」ブラッキー「アハハ!ピカピ、鼻水凍ってるぞ」
ピカピ「ひっでー目にあったわ・・・。これからは一匹行動は禁止な・・・」ビリジオン「ウフフッ。了解」お嬢「ピカピの自業自得なんだけどね・・・」
それから、私達は広大な大氷河を進み続けた。
途中
ノコッチと
エーフィと合流を果たし、再び大きな氷山へと進んで行った。
そして、暫く歩いて数時間。私達はとうとう氷山の近くまで来れた。
ノコッチ「あっ!氷山が!氷山があんな近くに!」お嬢「綺麗だなぁ・・・表面の氷が透き通っていて、なんか不思議な感じで映り込んでいるね・・・」遠くから見ると白い山にしか見えなかったけど、近くで見ると確かに氷山だと言う事が分かる。
しかし、こんな大きな氷山はカロス地方どころか本にも見た事が無いね。
ブラッキー「とうとう、ココまで来たんだな・・・。あと少しだ」
ビリジオン「でも・・・この先進むのは難しそうよ」そう言って、
ビリジオンは目の前の光景を見た。
そこは大きなクレバスが右にも左にも果てしなく広がっていた。
ノコッチ「ホントだ!こんなところに大きなクレバスが!!」お嬢「・・・どこまでも続いてる・・・。これじゃ回り道するのも難しそうね・・・」エーフィ「ああもう。せっかくココまで来たのに」お嬢「ジャンプしてクレバスの向こう岸まで渡るのも無理そうだしね・・・。 どうしたら良いんだろう・・・」ピカピ「でこぼこ山みたいに橋になりそうなご都合主義な木も無いしねー」と言いながら辺りを見回していると、近くに白い氷の地面が抉られているようなモノを発見した。
私はその場所に行くと、そこは薄っすらと丸い窪みがついていた。
その丸い窪みはまるで渦のような形をしていた。
しかし、この模様・・・形といい、大きさといい、どっかで見たような気がするな。
・・・・・・あ!
ブラッキー「エーフィ。そっちはどうだ?」
エーフィ「大丈夫。準備OKよ」
ブラッキー「よし!皆!ちょっと離れてくれ!」
ブラッキーの掛け声に周りのポケモン達が後ろに下がった。
ブラッキー「いくぞ!」
エーフィ「うん!」
ブラッキー「3・・・」
エーフィ「2・・・」
ブラッキー「1・・・!」
カウントダウンと共にブラッキーは地面に置いてある基盤に一つのエンターカードを嵌めた。
そして、基盤に光が放つと、基盤を中心に赤い魔方陣みたいなモノが回るように浮かび上がった。
宿場町の丘の上でマグナゲートを呼び出した後に地表から伸びてきた赤い光の渦。
あの時の渦の形に似ているな。
もしかしたら、ココにマグナゲートが作り出したんじゃないだろうか?
お嬢「あれ?ピカピ?どうしたの?」考えている最中に
お嬢が私に話しかけた。
よく見ると皆、私の元へ集まっていた。
私は皆に地面の丸い窪みの事について話した。
お嬢「えっ?エンターカードで呼び出した光の渦と似た様な形の痕があるって・・・?」ピカピ「うむ。ブラッキー。エーフィ。これどう思う?」ブラッキーと
エーフィは丸い窪みの地面をジッと見た。
ブラッキー「・・・ホントだ。確かにこれはマグナゲートを呼び込んだ痕だ。」
エーフィ「窪みが薄い・・・。氷の削られ方からして、かなり前に呼び込んだみたいね。 よく見つけたわね。これを」ブラッキー「エーフィ。この窪み・・・調べて見て、思い当たらないか?」
エーフィ「ええ。使われたエンターカードはスタンダードなもの。 地脈の呼び込み方もそんなに複雑じゃないけど・・・。 でも、その目的が、もし私の推測通りだとすればホント・・・大したものね」ブラッキー「試してみるか。ココに合うエンターカードは分かるよな?」
エーフィ「ええ。うまくいく事を祈りましょ。皆、少し離れていて」時間をかけずにすぐにマグナゲートを呼び出せるのか。
私達は丸い窪みの地面から離れた。
ブラッキーは丸い窪みの地面の上に基盤を置き、エンターカードを3つ嵌め込んだ。
ブラッキー「3・・・」
エーフィ「2・・・」ブラッキー「1・・・!」
カウントダウンと共にブラッキーもう一つのエンターカードを基盤に嵌めた。
基盤に光が放つと、宿場町の丘の上で見たものと同じ、マグナゲートを呼び込んだ。
そして、大きなクレバスの隙間から光の柱が幾つも現れ、それが氷山に向かっていた。
お嬢「光が・・・氷山に向かっている!」ブラッキー「間違いない。これはマグナゲートの痕・・・。
しかも、ここから氷山へ抜ける為のものだったんだ」
ノコッチ「ええ~っ!?ということは!?」エーフィ「誰かがココでマグナゲートを呼び込み、そして氷山に向かったって事になるわね・・・」お嬢「じゃあ、私達より前に誰かがココに来ていたって事?」ブラッキー「そこはなんとも言えないな。
この辺りに住んでいるポケモンがエンターカードと似た仕組みを使って、
向こうに渡る橋として利用してたのかもしれないし・・・」
ビリジオン「分からないけど・・そういった謎もとにかくあそこへ・・・。 氷山へ行ってみれば分かるんじゃないかしら?」その時、マグナゲートの周りで囲っていた赤い陣の一つが消えた。
ノコッチ「この光って、時間が経つと消えちゃうんじゃなかったっけ?」エーフィ「そうね。急ぎましょう」お嬢「行こ!皆で!この奥に!」私達はマグナゲートの上に乗った。
するとまるでワープをするような感覚がした。
私達が消えた後、マグナゲートは激しい音を立て、消滅していった。
マグナゲートを呼び込んだ所には渦状の痕が残った。
マグナゲートで移動した私達は地脈の狭間と少し似た洞窟に着いた。
そして、地脈の狭間と同様に、先に進む道の両端に金色の置物みたいな物がずらっと並んでいた。
私達は早速二手に分かれて、このダンジョンの先へと進んで行った。
ちなみに今回は
お嬢と
ノコッチと
ビリジオンと一緒に攻略する事にした。
ビリジオン「・・・あら?」ピカピ「ん?うした?」ビリジオン「今、Vウェーブの風が変わったような気がしたわ」お嬢「ホントだ。大氷河の時みたいに力が沸いてくるよ!」お嬢が反応してるって事は今も草のVウェーブが流れてるって事か。
いや、変わったと言ったほうが正しいかな。
きっと
エモンガがVルーレットで当たりをひいたんだろうね。これはファインプレーですわ。
【今日のVウェーブ:草】~ 氷の地下道 B2F ~
□
ピカピは 鈍足玉 を拾った。
■
ノコッチの げんしのちから!イリュージョンが解けた。ゾロアに10ダメージ。
ノコッチの全能力が上がった。
ノコッチ「う、うわっ!」ピカピ「クマシュンじゃないのか・・・(困惑) コイツはやっかいそうやな。ノコッチ、倒せるかい?」ノコッチ「うん!やってみるよ!」■ゾロアの にらみつける!
ノコッチの防御が下がった。
ノコッチの ころがる!2回当たった。ゾロアに合計31ダメージ。
ゾロアの みだれひっかき!2回当たった。
ノコッチに合計35ダメージ。
ノコッチの げんしのちから!ゾロアに14ダメージ。
ゾロアの にらみつける!
ノコッチの防御が下がった。
ノコッチの げんしのちから!ゾロアには当たらなかった。
ゾロアの こわいかお!
ノコッチは普通の速さになった!
ノコッチ「うぐぐ・・・」ピカピ「今の状態でもう一回みだれひっかきが来たら流石にやばそうだな。代わるかい?」ノコッチ「ううっ・・・。ピカピ、後は頼むよ・・・」ピカピ「うむ。後は任せなさいな」■ゾロアの みだれひっかき!3回当たった!
ピカピに合計40ダメージ。
ピカピ「ウボァ・・・容赦なさすぎィ!そんな君にこれをプレゼントだ!くたばれ!!」■
ピカピは木の枝(1/5)を撃った。ゾロアに14ダメージ。
ゾロアの こわいかお!
ピカピとノコッチは鈍足になった。
ピカピは木の枝(2/5)を撃った。ゾロアに14ダメージ。ゾロアは倒れた。
よ、よし。どうにか倒したぞ。
ってか私もみだれひっかき4、5回連続で当たったら結構やばかったな。
イリュージョンの事もあるし、ゾロアはホンマに要注意だなぁ・・・。
■
ノコッチの おいうち!ヒヤップに44ダメージ。
ヒヤップの かみつく!
ノコッチに15ダメージ。
ノコッチの ころがる!ヒヤップに33ダメージ。ヒヤップは倒れた。
■
ビリジオンの にどげり!イリュージョンが解けた。効果は抜群だ!2回当たった。ゾロアに合計161ダメージ。
ゾロアは倒れた。
~ 氷の地下道 B8F ~
2階からココまではさほど苦労も無く、順調に進んでいた。
しかしゾロアが結構ウザイなぁ・・・。
素早さ、防御、特防のそれぞれを下げてくる技を使ってくると思えば、連続技を使ってくるしね。
ゾロアでこの強さならゾロアークはどうなるんですかねぇ・・・(戦慄)
■
ノコッチの げんしのちから!ゾロアAには当たらなかった。
ビリジオンの とっしん!ゾロアAに65ダメージ。反動で11ダメージ。
ゾロアAの ちょうはつ!
ビリジオンは挑発されて攻撃技しか出せない。
お嬢の おいうち!イリュージョンが解けた。効果はいまひとつのようだ。ゾロアBに35ダメージ。
ノコッチの おいうち!効果はいまひとつのようだ。ゾロアAに14ダメージ。
ビリジオンの とっしん!ゾロアAに64ダメージ。ゾロアAは倒れた。反動で11ダメージ。
ゾロアBの うそなき!
ピカピの特防ががくっと下がった!
お嬢の グラスミキサー!ゾロアBに52ダメージ。ゾロアBは倒れた。
□
ピカピは不思議な床を踏んだ。ピカピの強さが元に戻った。
■ゾロアの おいうち!
お嬢に13ダメージ。
お嬢の グラスミキサー!急所に当たった!ゾロアに75ダメージ。
ビリジオンの でんこうせっか!ゾロアに55ダメージ。ゾロアは倒れた。
■
お嬢の グラスミキサー!ゾロアに49ダメージ。
ゾロアの みだれひっかき!2回当たった。
お嬢に合計20ダメージ。
お嬢の メガドレイン!ゾロアに44ダメージ。ゾロアは倒れた。
お嬢のHPが17回復。
■
お嬢の メガドレイン!イリュージョンが解けた。ゾロアに43ダメージ。
お嬢のHPが全回復。
ノコッチの げんしのちから!ヤブクロンに19ダメージ。
ノコッチの全能力が上がった。
ん?もしかして
ノコッチ、後ろで戦ってるのか?
出会った頃より強くなったとはいえ、
このダンジョンにおいての
ノコッチに1vs1はどの相手でも結構キツイんだけどなぁ・・・。
前方のゾロアはお嬢に任せて、
ノコッチの様子を見るか。
しかし・・・私、徐々に
ノコッチの世話係になってきてるな。
■ヤブクロンの アシッドボム!
ノコッチに11ダメージ。
ノコッチの特防がガクッと下がった。
お嬢の グラスミキサー!ゾロアに51ダメージ。ゾロアは倒れた。
ノコッチの げんしのちから!ヤブクロンに27ダメージ。
ヤブクロンの アシッドボム!
ノコッチに20ダメージ。
ノコッチの特防がガクッと下がった。
ノコッチの げんしのちから!ヤブクロンに31ダメージ。ヤブクロンは倒れた。
ノコッチの全能力が上がった。
ノコッチ「ふぅ・・・。なんとか倒せた・・・」ピカピ「お疲れ様。ノコッチも段々とやるようになってきたわね」ノコッチ「えへへ・・・有難う!」ピカピ「でも無理は禁物やで。 私達はチームなんだから、何時でも味方に頼ってもええんやで」ノコッチ「は、はい!」しかし、こうしてみると改めて
エモンガが
ノコッチにくっ付く理由が分かる気がするね。
確かにコレは放っておけない存在ですわ。
ビリジオンも
エーフィも何だかんだで
ノコッチを守りながら進んでいたと聞いてるしね。
・・・こうして
ノコッチの面倒をみていると、あの子達の事を思い出してしまうなぁ・・・。
カロス地方の旅を共にした、あの子達の事を・・・。
皆、元気にしているのだろうか・・・?
あの子は寂しがってないだろうか・・・?
・・・・・・。駄目だ。
今は冒険中だ。こっちに集中しないと駄目だ。
こうして、私達はこの後も難なく、ダンジョンの奥へと進んで行った。
【23話:ケルディオ「忘れちまったぜ・・・友達なんて言葉」 に続く】■
チーム『アイリス』主力メンバー○ピカピ(ピカチュウ) ♀ Lv.27 持ち物:かいふくリボン HP:97 攻撃:41 防御:43 特功:54 特防:45 技:ねこだまし、でんこうせっかⅤ、たたきつける、くさむすびⅡカロス地方リーグチャンピオン。ひょんとした事でポケモン世界にやって来た元人間の女の子。電気技が使えない、更に冒険中は技も使えないと言うチームのお荷物っぷりを発揮している。しかし、物事を冷静に見る目を持っており、事件とそのポケモンの核心をいち早く気付く事が多い。道具管理、パラダイス計画の監督、チーム管理、バトルでの指示と最近はリーダーらしい事をしてる。ドSな性格をしているが、最近は泣き虫疑惑が浮上している。○お嬢(ツタージャ) ♀ Lv.27 持ち物:パワーバンダナ HP:98 攻撃:47(50) 防御:45 特功:47 特防:45 技:メガドレインⅡ、つるのムチⅡ、グラスミキサーⅡ、おいうちⅣピカピが最初に出会ったポケモンであり、相棒。冒険に役立てるポケモンパラダイスを立ち上げるのが夢。どんなポケモンでも心を通わせる、優しい性格だが怒るとわりと怖い。ピカピの自由っぷりに振り回されながらも、一方でピカピの事を最も信頼している。ピカピに影響されたのか否か、最近Sの方向に向かって行っている。○ノコッチ ♂ Lv.29 持ち物:みきりハチマキ HP:63 攻撃:32 防御:27 特功:32 特防:27 技:とっしんⅡ、げんしのちから、ころがる、おいうちⅣトントン山で迷子になったところをピカピ達に救出されたポケモン。臆病な性格で戦闘もそこまで強くないが、ピカピ曰く潜在能力を秘めている。アイリスの一員になってから、冒険心が徐々に強くなって行く。ビリジオンに憧れを抱いている。○エモンガ ♂ Lv.27 持ち物:パワーバンダナ HP:84 攻撃:54(57) 防御:45 特功:54 特防:45 技:でんこうせっかⅤ、でんげきはⅡ、スパークⅡ、おいうちⅣトントン山でノコッチを探してるところ、ピカピ達に出会ったポケモンでノコッチの友達。臆病なノコッチとは違い、気っ風の良い兄貴分でお調子者な性格。ピカピのボケによく突っ込む。ノコッチとビリジオンとの修羅場(?)があってか、ビリジオンとはそりが合わない。○ビリジオン ♀ Lv.28 持ち物:パワーバンダナ HP:110 攻撃:55(58) 防御:52 特功:57 特防:59 技:でんこうせっかⅤ、にどげりⅡ、とっしんⅡ、マジカルリーフⅢベテラン冒険家でチーム『アイリス』の一員。クールな性格をしており、多少冷酷な部分があるが根は優しい性格。友達であったケルディオに一方的に別れられてから、周りのポケモンを信用していない。しかし、チームに入ってからは他のポケモンと信頼する事を努力するようになる。○ ブラッキー ♂ Lv.25 持ち物:パワーバンダナ HP:79 攻撃:43(46) 防御:44 特功:42 特防:44 技:でんこうせっかⅤ、おいうちⅣ、あやしいひかり、だましうちダンジョン研究家でチーム『アイリス』の一員。
エーフィと一緒にマグナゲートのエンターカードの研究をしている。
真面目な性格で、抜け目がない。だがエーフィの事になると目が往かなくなる。
○エーフィ ♀ Lv.24 持ち物:スペシャルリボン HP:68 攻撃:41 防御:43 特功:40(43) 特防:43 技:でんこうせっかⅤ、ねんりきⅡ、スピードスター、サイケこうせんⅡダンジョン研究家でチーム『アイリス』の一員。ブラッキーと一緒にマグナゲートのエンターカードの研究をしている。愛想の良いお姉さんだが、涙もろい。■
チーム『アイリス』在籍メンバー★はよく出撃するポケモン
○うましか(シママ) Lv.26
HP:67 攻撃:47 防御:38 特功:46 特防:38
技:でんこうせっかⅤ、おいうちⅣ、スパークⅡ、でんげきはⅡ
○コロちゃん(コロモリ) Lv.24
HP:49 攻撃:32 防御:30 特功:32 特防:30
技:ねんりきⅡ、ハートスタンプ、かぜおこし、エアカッター
○しんぞう(ココロモリ) Lv.24
HP:60 攻撃:32 防御:30 特功:32 特防:30
技:ねんりきⅡ、ハートスタンプ、かぜおこし、エアカッター
★ぐりとぐら(モグリュー) Lv.26 HP:62 攻撃:45 防御:40 特功:39 特防:37 技:きりさく、みだれひっかき、メタルクロー、あなをほる石の洞窟に出会ったポケモン。マジメでどのポケモンも敬語で接するポケモン。ピカピを神のように祀っており、いつもピカピの事しか考えてないピカピ狂信者。○しんきタブ(タブンネ) Lv24
HP:65 攻撃:42 防御:38 特功:40 特防:38
技:はたくⅡ、おうふくビンタⅡ、てだすけ、ひみつのちから
★くるっくー(クルマユ) Lv.25
HP:83 攻撃:49 防御:51 特功:51 特防:41
技:たいあたりⅡ、むしのていこう、むしくい、はっぱカッター
カゲロウ岬に出会ったポケモン。クルミルから進化した。
宿場町のクルマユとは別ポケモン。
★ふっしー(ホイーガ) Lv.27
HP:62 攻撃:48 防御:47 特功:46 特防:36
技:どくばりⅡ、むしくい、ポイズンテール、おいうちⅣ
ゆうわくの戻り道に出会ったポケモン。フシデから進化した。
○もんだい(モンメン) Lv23
HP:54 攻撃:39 防御:25 特功:31 特防:18
技:しびれごな、せいちょう、はっぱカッター、メガドレインⅡ
○L(エルフーン) Lv23
HP:58 攻撃:39 防御:25 特功:31 特防:18
技:せいちょう、かぜおこし、メガドレインⅡ、やどりぎのタネ
★チェッ(チェリネ) Lv.26
HP:88 攻撃:52 防御:35 特功:58 特防:36
技:ギガドレイン、こうごうせい、くさむすびⅡ、マジカルリーフⅢ
○メグ(メグロコ) Lv.22
HP:77 攻撃:42 防御:34 特功:35 特防:31
技:ダメおし、いちゃもん、かみつく、すなじごく
○あっちゃん(アーケン) Lv.26
HP:57 攻撃:63 防御:24 特功:54 特防:24
技:でんこうせっかⅤ、げんしのちから、つばさでうつ、いわおとし
○のぞき(チラーミィ) Lv.26
HP:65 攻撃:38 防御:40 特功:37 特防:46
技:はたくⅡ、おうふくビンタⅡ、スイープビンタ、スピードスター
★ゴマすり(ゴチム) Lv.25 HP:83 攻撃:45 防御:38 特功:54 特防:43 技:サイコショック、ねんりきⅡ、サイケこうせんⅡ、おうふくビンタⅡ石の洞窟に出会った無駄にノリの良いポケモン。口の悪さはチーム一だが、ピカピ達と仲間には切実で陰ながらこのチームを大事に思っている。○たまたまだ(タマゲタケ) Lv.24
HP:58 攻撃:43 防御:30 特功:43 特防:22
技:すいとる、だましうち、おどろかす、メガドレインⅡ
○バチあたり(バチュル) Lv.26
HP:46 攻撃:45 防御:35 特功:54 特防:38
技:むしくい、きゅうけつ、エレキネット、きりさく
○ギガ(ギアル) Lv.26
HP:57 攻撃:39 防御:46 特功:41 特防:43
技:はさむ、チャージビーム、でんきショックⅡ、ギアソーサー
○ローソン(ヒトモシ) Lv.25
HP:74 攻撃:39 防御:29 特功:42 特防:33
技:おどろかす、あやしいひかり、はじけるほのお、ひのこ
★こじゅうと(コジョフー) Lv29
HP:68 攻撃:42 防御:40 特功:44 特防:44
技:はたくⅡ、はっけい、おうふくビンタⅡ、つばめがえし
○バーチャル(バルチャイ) Lv.25
HP:60 攻撃:37 防御:36 特功:35 特防:36
技:かぜおこし、だましうち、みだれづき、ついばむ
○うぃーっす(ウリムー) Lv23
HP:61 攻撃:44 防御:23 特功:34 特防:23
技:たいあたりⅡ、こごえるかぜ、こなゆき、どろばくだん
○うはうは(ヌオー) Lv.24
HP:80 攻撃:42 防御:38 特功:46 特防:38
技:みずてっぽう、どろばくだん、たたきつける、マッドショット
カゲロウ岬に出会ったポケモン。ウパーから進化した。
GODヌオーとは別ポケモン。
○たつたあげ(タツベイ) Lv.22
HP:54 攻撃:42 防御:21 特功:34 特防:19
技:いかり、かみつく、ドラゴンクロー、ずつき
○たけし(グレッグル) Lv.26
HP:84 攻撃:41 防御:29 特功:38 特防:32
技:おどろかす、だましうち、どくばりⅡ、おいうちⅣ
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パラダイス状況パラダイスランク:ダイヤモンド○南エリア・
ピカピ・
お嬢の家
○中央エリア:爽やかな草原・きのみダネ(グレードアップ1)
・ふしぎだまショップ(グレードアップ1)
・くじびきてん(グレードアップ1)
・くさどうじょう
○南東エリア:涼しげな川辺・すいみんのはたけ
・しばられのはたけ
・いやしのはたけ
・ふっかつのはたけ(グレードアップ1)
○東エリア:涼しげな川辺・オレンのはたけ
○南西エリア:豊かな森林・そうこ★スッキリ
・おたからサルベージ
・ツンベアーホッケー
○北エリア:ごつごつした岩場・ノーマルどうじょう
・でんきどうじょう
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