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おはようからおやすみまでピカチュウを見つめる とあるピカチュウ好きのブログでお送りします 
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(駄目です!修復不可です!)ガチャ!
「おい!12話!」
「あ・・・にちはくんだ」
(ホッ)
「なんだ、元気そうじゃないか。
 Story Editorを2重起動したら、間違えて書いてないヤツを最後に保存しちゃったから
 心配になって再び起動したんだ」
「あはは、にちはくん、すごいすごい。
 デモ、執筆シナイとダメだヨ」







「・・・じゅ、じゅう・・・にわ?」
「さあ、もう十分でしょう!執筆してください!」
「でも、これはいったい!」
「なあに、アナタの操作ミスです。
 大丈夫ですよ。また8000文字分書けばよくなります」
「」

12話の記憶が喪失した
やる気が 4下がった
体力が30下がった
『不眠症』になった!



主人公:ピカピ(ピカチュウ)
相棒:お嬢(ツタージャ♀)

・この日誌はひたすらギャグ要素に突っ走ってますので、ネタだらけのポケダン日誌は嫌だと思う方は閲覧しない事を勧めます
 当然ですがネタバレも含まれますので、未プレイの方は要注意

・現在の縛りは以下の通り
○冒険中は主人公は技が使えない(単独行動、ボス戦は除く)
 飛び道具の使用はフロア毎に5コのみ
○電気技禁止(単独行動、ボス戦も含む)

(2017年5月7日:加筆、修正)




拍手[1回]





12話:どんな手をつかおうが・・・・・・最終的に・・・勝てばよかろうなのだァァァァッ!!



ピカピ達が荒れ果て谷を攻略しているその頃。
ノコッチコマタナ2匹は荒れ果て谷の奥に進んでいた。
しかし、その途中でノコッチは足を止めてしまった。

コマタナA「ん?どうした?」
ノコッチ「やっぱり・・・やっぱり僕、帰ります・・・・・・」
コマタナA「どうしたんだよ?」
ノコッチ「ま、町にいた時は僕凄く慌てていて・・・・・。
     コマタナさんの話を聞いて、すぐに強くなりたい!って思ったから・・・。
     ここまで来ちゃったけど・・・でも・・・。
     簡単に強くなるのって・・・・・・なんか、違うのかなって・・・」
コマタナA「・・・・・・」
ノコッチ「そ、それに・・・よく考えたら・・・簡単にに強くなんかなれないよね・・・」
コマタナA「・・・・・・」
ノコッチ「だから、ボ、僕・・・帰ります・・・。サイナラ!!」

そう言ってノコッチは急いでココから去ろうとした。だが・・・。

コマタナA「待てッ!坊主ッ!!」
ノコッチ「ひっ!!」

コマタナの先ほどとは全く違う、威勢のある怒声にノコッチは一瞬怯んでしまった。
その隙にコマタナ2匹ノコッチに近付いていく。

コマタナA「ヘヘヘッ、よく気がついた・・・と言いたいところだが、
      ちょっと遅すぎたとも思わないかい?」
コマタナB「そうだよ(便乗)
     オメェの言う通り、簡単に強くなる方法なんかないんだよ。カカカッ」
コマタナA「オレ達が欲しいのは金だ。
      さあ出せ!金を!そして持っている全ての道具を!
      おとなしく出せば、ここは見逃してやるぜ!」
コマタナB「金!暴力!SE
コマタナA「それ以上いけない」
ノコッチ「うううっ・・・」

その時、ノコッチにとっては聞き慣れた声がノコッチの後ろ側から聞こえた。
振り返ると、エモンガがこちらに向かって走って来た。

エモンガ「ノコッチにさわるなーーーーっ!!」
ノコッチ「エモンガ!!」
エモンガ「オメエ等!手を出すな!!ノコッチは俺の友達だ!!」

エモンガノコッチの前に出て、両手を広げてノコッチを守ろうとした。

コマタナA「カカカッ、ふうん、友達ねえ・・・」
コマタナB「どうでもいいが戦うのか?お前ら二人なんかに負けるわけねえだろお前オゥ!?」
コマタナA「丁度いい。オメエのぶんまで剥ぎ取ってやるぜ」

コマタナがそれぞれ戦闘態勢に入ったその時。
エモンガが来た道からピカピお嬢が駆け込んできた。

お嬢「おーい! ノコッチーーーーーー!!いた!ここだ!!」
ノコッチ「お嬢さん!!」
エモンガ「ピカピ!!」

ふう、どうやら間に合ったみたいだね。

お嬢「よかった!間に合ったみたいね!
   ノコッチ・・・。町ではゴメン・・・。私は・・・」
ノコッチ「お嬢さん・・・」

まぁ、お嬢も決して悪気が無くてビリジオンに話しかけたからね。
ノコッチもそこまでは責めないであろう。
・・・性格的に責めるような感じはしないと思うけどね。

エモンガ「フン!お前等!どうする?状況は変わったぜ!?」

エモンガは得意げなドヤ顔で言った。
あ^~、ドヤ顔エモンガ可愛いんじゃ^~。
だが、不利な状況に立ってる筈のコマタナ達は不穏な笑みをした。

コマタナB「ヘヘヘヘッ!」
コマタナA「カカカカッ!おい、エモンガとやら!
      多勢に無勢って事が言いてぇのか、テメーは。
      数が多い方が勝てると思ってンだな?」

あー・・・この展開はマズイのでは・・・。

コマタナB「ヘヘヘヘッ!だったらよ・・・これでどうだ!!」
コマタナA「出番だ!ヤローども!!」
???「へいっ!!!」

コマタナが誰かを呼ぶように叫んだ瞬間、私達を囲むようにデンチュラ2匹フシデ2匹が現れた。

お嬢「な・・・!」
エモンガ「わわわっ!!」
ピカピ「分かるなぁ・・・」
コマタナA「エモンガよ、状況がまた変わったな!カカカカッ!
コマタナB「数で勝つんじゃなかったのか?ヘヘヘヘッ!」

コマタナ達はジリジリと私達に近付いていく。

エモンガ「うぐぐっ・・・」
ノコッチ「エモンガ!皆!」

ノコッチは私達に向けて叫んだ。
彼のその調子はいつものように弱気で怯えたようなものではなく・・・。

ノコッチ「僕、戦うよ!守ってくれなくていい!絶対に怖がらないで戦う!
     だから皆も・・・!」

戦闘の意思と決意を示したかのような、とても心強い顔だった。
それを見た私達は思わず微笑む。

エモンガ「ノコッチ!」
お嬢「ノコッチ!」
ピカピ「やるじゃん」

その間にコマタナ達は更に私達に近付いていった。
もはや逃げれる余裕は無くなった。

コマタナA「あ~あ。完全に囲まれちゃったなあ」
ピカピ「そうっすね。囲まれてしまいましたね。
    これでは逃げることは出来ないっすね」
コマタナA「今更逃げようと考えてたのかよ!カカカカッ!!随分とめでてぇ奴だな!」
コマタナB「兄さん!もう待ちきれないよ!早くやっちゃってくれ!」
コマタナA「いや、お前もやるんだぞ?まぁ、そう慌てるなよ。カカカカッ!」
ピカピ「しかし、随分と余裕ですね君達」
エモンガ「そういうお前も随分と余裕そうじゃねーか。何か策でもあるのかよ?」
ピカピ「あるからこそ、余裕が出来るんやで」
コマタナA「カカカカッ!強がりだな!」
ピカピ「強がりなんやで(ニッコリ)
    なら、君達にたっぷり教えてやるよ。
    多勢に無勢でも、無勢に多勢でもどうにでもなれるって事をね?」
コマタナA「ッチ、生意気な野郎だ。
      ヤローども!いっせいにかかれぇぇぇーーーーーーーーッ!!」

コマタナの掛け声と共に私達はそれぞれ戦闘態勢に入った。
私は早速ある道具を取り出そうとしたが・・・。


???「待って!!」


その叫び声に私達と敵は思わず声がする方向を向いた。
そこに居たのは、まさかのビリジオンだった。

コマタナA「お前はっ!?」
お嬢「ビリジオン!」
ノコッチ「ビリジオンさん!」
ビリジオン「コマタナ!アナタ・・・。
      さっきエモンガ達に『完全に囲まれた』って言ってたわね。
      でも・・・。囲まれているのはどっちかしら?」

ドテッコツ「ドテッコーーーーーーーーーーツ!!」

こ、このアホみたいで、アニポケみたいな叫び声は!!
ドテッコツドテッコツ兄貴じゃないか!!

お嬢「ドッコラー達も!!」

ドテッコツドッコラー達。そしてビリジオンはそれぞれコマタナ達を囲んだ。

ドテッコツ「おい!コマタナ兄弟!
      お嬢達はな・・・俺達の大事なお客さんだ!」
ドッコラーB「そのお客さんに何かあったら・・・」
ドッコラーA「ただじゃ、おかねえからなっ!!」
ビリジオン「ノコッチの心の弱みにつけこんで、こんな事を企む・・・。
      アナタ達・・・・・・ホント最低ね」

ビリジオンの上から見下ろしながらのこの発言・・・これは完全にSの素質がありますわ・・・。
ビリジオンの軽蔑に続いて、私はコマタナ達を煽った。

ピカピ「ねぇねぇ。また私達が多勢になっちゃったけど、今どんな気持ち?どんな気持ち?
    完全に囲んだと思ったら自分達が囲まれた側だったとか、無様にも程があるよね~?
    ま、精々雑魚らしく無様な姿であちこち暴れておいたら?
    私はその無様な姿を更に面白くさせてやるからさ?」
コマタナB「ふざけんな!(声だけ迫真)
      もう許さなねぇからなぁ?(豹変)」
コマタナA「いくぞ!ヤローども!」
ヤローども「オオーーーーーーーーーーーッ!!」


*下書きが消滅した為、戦況は無し。




ピカピ「   は   い   開   示   」


合計14匹による大乱闘は私の声とガラスが割れる様な音と共に始まった。
私が最初に使用した道具はみんなちからだま
これで味方全員の攻撃と特功がぐぐーんと上がるという、かなり使い勝手の良い道具だ。

エモンガ「うおっ!なんだこれ!」
ドテッコツ「すげぇぜ・・・力がどんどん沸いてくるぜ!」

攻撃面が上がった私達の攻撃はいつもよりかなり増していた
攻撃を喰らった敵は明らかに動揺を隠せずにいた。
この調子なら短時間で終わらせそうだな。

にしても、フシデのころがるが非常にヤバいな。
私はその攻撃を3回ぐらい喰らったけど、これが5回連続で当たったら相当ヤバイね。

さて、そろそろ次の道具でも出しますかね。

コマタナA「おい!アイツまた何かやるつもりだぞ!気をつけろ!」

もう遅いんだよなぁ・・・?(ニッコリ)

ピカピ「お前等への贈り物を考えていた」

私はふらふらだまを掲げた。

ピカピ「絶望を贈ろうか」

最早古いと言われても仕方のないネタを言いながら、ふらふらだまを発動し、粉々に割れた。
すると、コマタナ達に異変が起きた。

コマタナA「うおおおおおおお!宴じゃあああああああああ!!」
コマタナB「生きる意味を・・・失う・・・!」
フシデ「イーブイちゃんは俺の嫁シャワーズさんは俺の嫁サンダースくんは俺の嫁・・・・・・」
デンチュラ「バチュル時代に戻りたい・・・バチュルの時は私の全盛期だった・・・だのに・・・!」

カ  オ  ス  到  来

この光景に私は思わず笑みを浮かべた。
その隙に仲間達はいっせいに攻撃を繰り出した。
一方の敵さんは出鱈目に攻撃をしてきたが、それぞれ繰り出した技は明後日の方向を向いた。

今の戦局は明らかにこちらが優勢。
一方敵さんサイドはフシデ一匹倒したところだった。

さとて、そろそろ攻撃に移りたいけど、一応念には念を入れておくか。

ピカピ「跪き、許しを請う姿を見せてくれ」

そう言って今度はどんそくだまを使用した。
コマタナ達の動きがどんどん鈍っていくのがよく分かった。

ビリジオン(なんて執念深さ・・・)
エモンガ(ピカピ・・・コイツ、絶対ドSだろ・・・)
ドテッコツ(俺、こんなヤベェ奴と戦ってたのか・・・。そりゃ勝てねぇよ・・・)

私の攻勢に若干数名ひいた味方ポケモンがいたが、仲間達は一方に戦闘体制を緩まず、
ひたすら攻撃を繰り出した。
そして・・・。

コマタナA「まだまだ宴・・・ってあれ?俺は一体何を・・・」

あーあ、ココで目覚めちゃうのかー。
そのまま混乱していれば良かったのにね?(マジキチスマイル)

コマタナA「あ、あれ?ヤローども・・・?弟・・・・・・?」

一匹のコマタナはキョロキョロと周りを見た。
そして今自分がおかれている状況が分かってしまったのか。
顔が段々青ざめていった。

先ほどの攻勢でこのコマタナ以外の敵ポケモンは全て倒れていたのだった。

コマタナA「あ・・・ああ・・・」
お嬢「よし!あと一匹だよ!」
ノコッチ「皆さん!頑張りましょう!」
コマタナA「ひぃっ!!!」
エモンガ「あーあ。あのまま混乱していれば良かったのにな?」
ビリジオン「アナタには少し同情するわ」
ドッコラーB「すみません。うちのお客さん結構鬼畜なところがあるので・・・」
デッコラーA「ま、ドンマイってヤツだな!」
ドテッコツ「よっしゃああああああああ!覚悟しろコマタナあああああああ!!!」

私達はいっせいにコマタナに向かって攻撃を繰り出した。
コマタナの断末魔が荒れ果ての谷全域に響き渡ったのは言うまでもない・・・。



コマタナB「ぐ・・・ぐぐぐ・・・・・・っ!」
コマタナA「ぐぐぐ・・・ぐばぁーーーーーーーーーーっ!!!」
ヤローども「ひっ・・・・・・ヒエ~ッwwwwwwwwwwwwwwwwww」

デンチュラフシデ達コマタナを置き去りし、逃げるように去っていった。
案外人望が無かったんだねアンタ達・・・可哀想に。

コマタナA「ま、待てヤローども・・・・・・俺を・・・俺達を置いて行くンじゃねぇ!!」
コマタナ達「ひ~~~~~~~~~~~~~~っ!!」

コマタナ達も手下を追うように逃げていった。
ふぅ、これで一難去ったか・・・。

エモンガ「か、勝った・・・俺達、悪者を追っぱらったんだ!!
     やったぜーーーーーーーーーーっ!!」

エモンガは満面の笑みで両手を上げて喜んだ。めちゃ可愛い。

お嬢「それにしても・・・どうしてビリジオンやドテッコツ達がココに・・・?」
ドテッコツ「ビリジオンちゃんが教えてくれたんだ。ノコッチ達が危ねえってな」
お嬢「ビリジオンが・・・?」
ビリジオン「見てたのよ。たまたまアナタ達とヌオーが話しているところをね。
      全部聞いた訳じゃないけど、それでも大体の察しはついたわ」
お嬢「そうだったの・・・」

でも、こうしてビリジオン達が来なかったら本当に危なかったね。
幾ら策があったとしても、それを切り抜けれる確証は無かったし。

ノコッチ「お、終わった~~~~」
エモンガ「ノコッチ!大丈夫か?」
ノコッチ「うん・・・。僕、助かったんだね・・・。でも僕、安易に強くなろうとしちゃって・・・。
     それで、あんなことに・・・。ああ、やっぱり駄目だね、僕は・・・・・・」
エモンガ「そんなことねえってば。
     途中で気がついたんだろ?簡単に強くなんかなれないって。
     そうじゃなきゃ、こんな半端な場所でからまれたりはしねぇ。
     最後まで連れていかれなくて、ホントよかったぜ。
     それに・・・さっきは全く怖がらずに勇気を出して戦ったじゃないか。
     凄いよ、ノコッチ・・・。お前、今回頑張ったと思うぜ」
ノコッチ「エモンガ・・・」
ビリジオン「ゴメンなさい。アナタに強さを求めさせてしまったのは私のせいだわ。
      だから謝る。
      でも・・・。悪い奴はそう言った弱い心に漬け込んでくる。
      そしてアナタは簡単に相手を信用してしまう。
      それだと今は生きていけないわ。
      いい?今の世の中信用しちゃ駄目なのよ」

どんだけ他のポケモンと信頼寄せていないんですかね・・・。
しかし、さっきの戦いの様子をみると、私の道具戦術に関心してたような気もするんだけどな・・・。

ビリジオンの言葉にシュンとするノコッチだが、それを見ていたお嬢は反論した。

お嬢「そうかな・・・。確かに、すぐに信用しちゃうのはよくないと思うけど・・・。
   でも、信用する事はいけないの?相手を信じるのは駄目な事なの?
   確かに今は騙したりするポケモンが多いと思う。
   でもまずは自分から歩みよらないと、相手も気持ちを開いてくれないんじゃないの?」
ビリジオン「・・・・・・・・・」
お嬢「確かにノコッチに力はない、強くはないよ。
   でも、信じる気持ちは持っている。
   信じる気持ちが重なれば大きな力にも変わる。
   信頼し合う事・・・それこそが、本当の強さだと私は思っている」

そう言うと、お嬢エモンガノコッチの方を向いた。

お嬢「だから、ノコッチ。それにエモンガも。
   2匹とも、私達の仲間にならない?」
ノコッチ「えっ?」
エモンガ「な・・・仲間!?」
お嬢「うん。私、ポケモンパラダイスを作りたいの」
ビリジオン(ポケモンパラダイス・・・?)
お嬢「色んな冒険もして、お宝も見つけて・・・。
   皆でワクワクしながら楽しく暮らせる。
   まるで楽園のような場所を作るのが私の夢なの!」
ノコッチ「わぁっ・・・!!」
お嬢「その為にも仲間が欲しいと思ってたのよ。君達みたいな仲間をね!
   いいよね?ピカピ!」

まぁ、断るメリットは無いし良いんじゃないかな?
エモンガはさっきの戦いで十分やれると分かったし、ノコッチもやれば出来る子だしね。

ピカピ「良いんじゃない?私は構わんよ」
ノコッチ「い、良いんですか?僕なんかで・・・」
お嬢「うん!」
ノコッチ「だったら僕!仲間になりたいです!!
エモンガ「俺は・・・ノコッチがいいって言うなら構わねぇけどよ」
お嬢「やったー!2匹ともありがとう!!ピカピ!出来たよ!私達の初めての仲間よ!」

 

おいやめろ。

ノコッチ「ピカピさん!お嬢さん!僕、頑張ります!よろしくお願いします!」
エモンガ「まぁ、そうなったからには仕方ねぇ・・・。俺も頑張るぜ!よろしくな!」
ビリジオン「あの・・・ちょっといいかしら?」

お嬢ノコッチエモンガが盛り上がってるその横で、
さっきまでのやりとりを黙って見ていたビリジオンが歩み寄ってきた。
ビリジオンの声に全員がビリジオンの方を向いた。

ビリジオン「お願いがあるんだけど・・・・・・。
      私も仲間に入れてもらえないかしら?」
ピカピ「ファッ!?」
お嬢「ええーーーーーーっ!?」
ドッコラーB「ビリジオンちゃんが・・・!?」
ドッコラーA「ピカピ達の仲間に!?」

なんて唐突な・・・。一体何の風の吹き回しなんですかね・・・?
もしかして、さっきの光景に羨ましく思ったのかな?

エモンガ「おい!何のつもりだよ!?友達は作らないんじゃないのかよ!
     どうせ気まぐれでモノ言ってるンだろ?冷やかしならゴメンだぜ!」
ビリジオン「冷やかし・・・。そうね、言い訳もしないけど・・・。
      でも、それでも・・・・・・仲間に入れてもらえないかしら?」
エモンガ「お、俺は嫌だからな!お前なんか!おい!お嬢!早く断っちまえよ!」
お嬢「・・・・・・いいよ。仲間にしよう」

ビ  リ  ジ  オ  ン  仲  間  入  り
準伝ポケが仲間!?こんな初盤で?!

エモンガ「ええ~~~~~~~~~~~~っ!!?
     何でこんな奴を仲間にすんだよ?俺は絶対嫌だぞ!
     なあ、ノコッチ。オマエもそう思うだろ?」
ノコッチ「僕は・・・僕は・・・・・・ぽっ・・・・・・」
エモンガ「ええ~~~~~~っ!?」
お嬢「でも、仲間になるんだったら皆を信じなくちゃ。
   皆と信頼し合うこと。できるかな?」
ビリジオン「フフッ、努力するわ」
お嬢「じゃ決まり。ビリジオンも今日から私達の仲間よ」
ビリジオン「ありがとう」
エモンガ「おい!お嬢!俺は嫌だからな!大体、何でアイツを仲間に!?」
お嬢「ゴ、ゴメン。向こうから仲間にしてくれって言われたの初めてだったから・・・。
   嬉しくて、つい・・・・・・」
エモンガ「な、何だそりゃあ~!
     ピカピぃ!お前も何か言ってくれよ~!」
ピカピ「エモンガ君」
エモンガ「お、おう・・・」















エモンガ「お前・・・!お前・・・ッ!!」

エモンガは私に近付き、胸ぐら掴んで揺さぶりながら言った。
そんな揺さぶられてる私はひたすら高笑いをした。

ビリジオン「あの・・・。何か揉めてるみたいだけど・・・。
      でも皆さん、これからよろしくね。
      じゃ、私は一足先に帰ってるわね」

騒いでいる私達4匹に向けて、ビリジオンはお辞儀をし、帰ろうとした。
ココから去る前にビリジオンは顔を向けずにドテッコツに話しかけた。

ビリジオン「ドテッコツ」
ドテッコツ「なに?ビリジオンちゃん♥」
ビリジオン「あの時の、あの言葉・・・・・・。
      ノコッチを助ける為、ドテッコツに話をした時の・・・・・・」



ドテッコツ『なんだと!ノコッチが!?分かった!俺も行こう!」
ドッコラーA『兄貴!俺達も!!』
ビリジオン『全く・・・。相手をすぐに信じるからこんな事になるのに・・・。
      場所は荒れ果て谷よ!すぐに来て!』
ドテッコツ『ちょっと待った!
      なあ、ビリジオンちゃん。あんた、世の中を信じてないようだが・・・。
      ピカピとお嬢だけは見くびるんじゃねえぞ』
ビリジオン『・・・・・・』
ドテッコツ『俺もビリジオンちゃんと同じで、世の中を信用してなかった。
      更にビリジオンちゃんとは違い、俺は悪い事もいっぱいやってきた。
      この間まではな。だが、ピカピ達に出会って、考えが変わったんだ。
      アイツらを見てるといつも思うんだ。
      世の中・・・まだ捨てたもンじゃねえと』
ビリジオン『・・・・・・』



ビリジオン「あの時のアナタの言葉・・・。ちょっとだけ分かった気がするわ」
ドテッコツ「フ、フンッ。俺、そんな事言ったかな・・・」
ビリジオン「フフッ。素直じゃないわね。まあいいわ」

ビリジオン(でも・・・)

ビリジオンは再び騒いでいる4匹を見た。

ピカピ「この中にビリジオンを仲間にすることを認めないポケモンがいまーすwwwwwwww
    そーwwwwれーwwwwはーwwwwwww」チラッ
エモンガ「そう言いながらチラッとこっち見てんじゃねー!!」(ボカボカ)
お嬢「もうピカピったら!エモンガを煽るの、やめてよね!」
ノコッチ「あわわ・・・」

ビリジオン(宿場町もそろそろ出ようと思ってたんだけど・・・。
      もう少し、ここに居てもいいかもね。
      ここに居れば・・・もしかしたら見つけられそうな気がする。
      私が求めている・・・大切な何かを・・・・・・)

そんな訳で、ノコッチの救出は無事に成し遂げる事が出来た。
パラダイスに戻った私達は早速スワンナカフェで歓迎会を開いたのであった・・・。


【13話:????「某マサラ人って子供ね~!」 に続く】
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