主人公:ユウキ
・現在、縛り2つ
○今までのプレイ日記(HG、B、B2、Y)で登場した旅パのポケモンは使わない
対象の進化前または進化後も同様
チコリータ、マグマラシ、ゴローニャ、トゲキッス、デンリュウ、ラプラス
ジャローダ、ギガイアス、チラチーノ、ビクティニ、スワンナ、オノノクス、エンブオー、ダイケンキ、グレイシア
ゲッコウガ、ピカチュウ、バシャーモ、フシギバナ、ルカリオ、ニャオニクス、ニンフィア
○第4世代以降に出てくるポケモンに効果抜群の技を与えてはいけない
なお、このルールはトレーナー戦のみに限る
ちなみに第4世代以降のポケモンが出てくるバトルは必ずバトル詳細を載せる様にします
・ネタバレが含まれてますので、未プレイの方は要注意
[0回]
34話:Δ
――― ○月29日 20時30分 空の柱空の柱の中に入った僕は、その神秘的な雰囲気に圧倒していた
いやはや・・・前の世界の空の柱とは全く雰囲気が違ってたから吃驚したよ・・・
中には既に
ヒガナが待機していた
僕は
ヒガナに話しかけた
ヒガナ「来てくれたんだね、有難う ユウキ、グットだよ、グッと来たよ」(パチパチパチ)
あ、あくまでも、ココに来たのは
シガナちゃんの為だからね!
別に
ヒガナに会いに来た訳じゃ無いから!!
って
シガナが居ない!クソ、僕が
シガナに会うというこじつけを予想して、あえて引っ込めたな!!
畜生!!!僕の思考を読まれた!!!!
ヒガナ「そうだね、そんなグッとボーイなキミには私の取って置きをあげる」そう言って、
ヒガナは後ろを向き、大きな壁画を眺めた
うわぁ・・・石の洞窟の壁画と比べ物にならないぐらいデカいなぁ・・・
ヒガナ「見て・・・この塔の中に描かれた壁画を・・・ これはね、私達のご先祖様 流星の民達が数千年をかけて語り継いできた人、ポケモン、自然の歴史なんだ ・・・それじゃ、私からキミにその歴史を伝承するよ」数千年前、原始の頃地上には自然のエネルギーが満ち溢れていたゲンシカイキしたグラードンとカイオーガはそのエネルギーを奪い合い、激しい衝突を繰り返していたゲンシカイキしたグラードン、カイオーガの力の前に人々のなす術は無くただ、その脅威が過ぎ去るのを待つしかなかったそんな中、天空の更に上漆黒の宇宙から数多の隕石が降り注ぐ隕石はドラゴンポケモンを使う一族が住んでいた滝を直撃したのだった・・・成程・・・それで流星の滝付近に多くのクレーターが出来たと・・・
地上にはゲンシカイキした超古代ポケモン、
空には数多の隕石とかホウエン地方滅茶苦茶詰んでるじゃないか・・・
よくもまぁ、文明が滅ばなかったね
ヒガナ「・・・はいっと! まずはこの辺で第1話終了です 第2話は次の階でね お楽しみにね!」そう言い、
ヒガナは2階に上がった
ええ・・・まとめて話してよー
僕は2階に上がった
すると、3階に上がる梯子の前には
ヒガナが待機していた
ヒガナ「おっ、来たね はいっと!それではお待ちかねの第2話スタート! ぱちぱちぱちぱち」隕石はまるで生命を宿したかのように七色に輝きだしたすると、その輝きに反応したかの様に萌黄色の輝きを纏うポケモンが天空から舞い降りた・・・・・・かのポケモンはレックウザレックウザはゲンシカイキした2匹さえもその力で圧倒し、世の中に平穏を取り戻したホウエンの人々はレックウザを救いの神として祟めたそれから千年後、再び宇宙から隕石が落下してきた1回目よりも更に巨大な隕石は海さえも抉り、巨大なクレーターを作ったその時、出来た場所は後にルネと呼ばれる様になる・・・この話によると
レックウザさん、メガシンカ無しでゲンシカイキした二匹を止めた事になるよね・・・
レックウザさん、数千年前の時点でもうメガシンカ必要無かったのでは?
そして2回目の隕石によって作られたクレータは今のルネシティである、と
・・・あれ?1回目も2回目も結局隕石からホウエン地方を守ってないような気がするんだけど・・・
あれ?今回の隕石の件、本当に
レックウザが何とかしてくれるの?
ヒガナ「はいはーい!第2話お終い! まだまだ前半戦だからね!ちゃんとついて来てね!」・・・僕は少しの不安を覚えながら3階に上がった
ヒガナ「・・・いよいよ、物語は佳境に入ってきたよ 巨大な隕石によってルネシティは出来たんだね」巨大隕石に続いて人々を更なる災厄が襲う隕石の直撃によってホウエンの大地はひび割れ、奥底に貯まっていた自然のエネルギーが溢れ出したそのエネルギーを求めてゲンシグラードン、ゲンシカイオーガが目覚めてしまったのだ人々は願った千年前を思い出し・・・あの萌黄色の輝きを纏った伝説のポケモンが現れる事を・・・その時、ルネの中心に落ちた巨大な隕石が溢れんばかりの輝きを放つそれはまるで巨大なキーストーンの様だったすると再び天空より舞い降りるレックウザ降臨したレックウザに人々は更なる祈りを捧げたすると、レックウザの姿に変化が現れる眩い光に包まれた後に現れたその姿は人々の知るレックウザとは違った更に神々しく、更に圧倒的な生命力に満ちていたのだこうして見ると本当に滅茶苦茶だなホウエン地方・・・
どんだけ試されてるんだ・・・
ヒガナ「人々の祈りと七色の石に反応して姿を変えたレックウザ・・・ 祈り・・・目に見えない不確かなもの 人とポケモンが祈りによって結ばれ、ポケモンの姿が変化する・・・ ・・・何だろうね、何かに似ていない? ・・・そう、まるでメガシンカみたいだね」ルネシティに落ちた隕石が反応して、
レックウザがメガシンカした
その隕石はまるでキーストーンの様だったと
キーストーンは隕石から出来てるって事だよね・・・
カガリ様は1回目に隕石が落ちたとされる流星の滝でキーストーンを探していた
そしてルネに落ちたとされる2回目の隕石はキーストーンの様に役割を果たし、
レックウザをメガシンカさせた
・・・隕石からキーストーンが出来上がった原因は恐らく隕石によって犠牲になった人達によるものなんだろうか・・・?
それで
ヒガナは
グラードンを目覚めさせて、『必要な犠牲』を生み出そうとしていたのか・・・?
隕石から世界を守る為に・・・うーん・・・なんだかなぁ・・・
僕はそう考えながら4階に上がった
ヒガナ「・・・さてさて、祈りによって姿を変えたレックウザは人々を救ってくれたのかな?」ゲンシグラードン、ゲンシカイオーガと再び相まみえるレックウザその体から伸びる金色のヒゲが空を覆うと、周囲には萌黄色の輝きが照りつけ、凄まじい風が吹き溢れた光と風はみるみるうちにゲンシグラードン、ゲンシカイオーガの力を奪っていったそうして、ゲンシの力を失った2匹は大地と海の彼方に姿を消したそれを見届けたレックウザは通常の姿に戻ると再び天空へと舞い戻ったこの光景を目の当たりにした背の高い異国の男はこう言った『世の揺らぎより生まれしもの 即ちΔ(デルタ) 人の祈りと石の絆にて世界に生まれし揺らぎを平らかにする』・・・とその後、レックウザとその力の源になった七色の石を祭る為また、少しでも天空に住むレックウザに近づく為流星の民は巨大な塔を建造したそして、自らが体験してきた歴史とレックウザの偉業を後世に伝えようとその壁画に絵画を描き記したヒガナ「巨大な塔・・・歴史を記した壁画・・・ 最近、どっかでそんな塔を見た気がするんだよね ・・・さてと、ついに物語は最終章だよ」ココですね、分かります
そしてこの話は
メガレックウザの凄まじさが物語っていたね
自然エネルギーを奪う事が出来る
メガレックウザ・・・
ただでさえ、メガシンカ無しのレックウザに負けたのに更にメガシンカしてくるとか
二匹にとってこれ以上にない卑怯さを感じたんだろうなぁ・・・
そしてその光景を見た背の高い異国の男・・・
それってカロスから来た巨大な男の事を言ってるんだろう
この人、何の目的にホウエンまで来たんだろう?
[まぁ、そのひとも いろいろ じじょうが あったんだろうね]そして流星の民は今回の経験を後世に伝えようと空の柱にこの巨大な壁画を描いた
・・・しかし、さっきはドラゴンポケモンを使う一族とか言われただけで、全く登場してなかったのに、
いきなり流星の民がしゃしゃり出たな・・・
ヒガナ「・・・さてと、ついに物語は最終章だよ」何か、不自然を覚えつつ、僕は5階に上り、
ヒガナの後を追った
ヒガナ「・・・いよいよ最終回ね」それから千年の間、平和な時が続いた流星の民はこれまで繰り返してきた歴史の流れから再び宇宙より隕石が降り注ぐ事を予言した次にやってくる隕石は過去2回よりも更に巨大で世界そのものを消滅させる程の規模であると・・・星の危機を阻止する為に歴史に裏付けされた知恵を持つ者達は考えた隕石の落下より先に救いの神・・・レックウザを降臨させ、その力で世界を救う計画を・・・・・・ヒガナ「・・・はいっと これで私達の流星の民の物語はお終い どうすれば一番多くの幸せを守る事が出来るのか考えてきた 力と知恵を持つ者の宿命として・・・それを成せなかった者の遺志を継ぐ者として・・・ 想像力を働かせて・・・ね」出ましたね、
ヒガナ一押しの言葉
「想像力」暴力的に解決しちゃう
脳筋ヒガナちゃんが閃く想像力は本当に足りていたのか
僕はその場で見守ってあげますよっと
・・・まぁ正直な話、既に
ヒガナの行動からして想像力が足りないと思っているんだけどね
今回の話をまとめても、
レックウザのメガシンカ無し有り関係なしに隕石を何とか出来なかったんだよね
というか
レックウザさん、隕石に無関心だったろう・・・
なのに、何故か今回は隕石を
レックウザで何とか出来るという確信がある
・・・ぶっちゃけ言うと、次元移転装置より信憑性が全く無い
もしこれで失敗したらどう落とし前をつけるつもりなんだい?
失敗して泣き入れても次の一手であった次元移転装置は壊れちゃったしねぇ?
後、これは流星の民にも言える事なんだけどさ
1000年ぐらいの間、流星の民は今までの歴史のメカリズムを研究した結果、再び隕石が降る事を予言していた
その幾数年の間、色んな対策を練っていたんだろうと思う
にも関わらず、
伝承者のヒガナが今になってメガストーンを奪うという強行手段を取り始めた事に疑問に思う
一体1000年の間、何を対策してたんだ?
まさか、ゲンシカイキ二匹を意図的に復活させて
レックウザを呼び出す事しか考えてなかったとか言わないよね?
後、レックウザは巨大なキーストーンによってメガシンカ出来た
そして、
ヒガナは強奪という暴力的な形とはいえ、キーストーンを集めていた
・・・キーストーンを集めて
レックウザを呼び寄せる事が出来るのなら、
最初からそうやれよと思いっきり突っ込みたい
わざわざ
グラードンを目覚めて、ゲンシカイキさせる必要なんて無いし、
その方が一番多くの幸せを守る事が出来たんだよなぁ・・・
それに、それぐらいの情報量があったら、
それを材料にして説得させて、キーストーンを借りても良いんじゃないかなぁ
ゲンシカイキの言い伝えは本当だったんだし、
メガシンカ使いのみの参加の空の柱ツアーでもやってそれで説得すりゃ良かった
空の柱は流星の民しか入れない?なら僕が今ココに居る理由は何なのさ
ていうか緊急事態なのに民族の掟とか一々気にする場合じゃ無いよ
[すごいなぁ ユウキ いままでで いちばん あたまを はたらかせたんじゃないか?]そ、そうかな・・・(テレテレ)
[ところで もし ヒガナの さくせんが しっぱいしたら ユウキは どうするの?]・・・正直に言うと、もう詰んでるとしか・・・
残念だけど、最期に世界の終わりを高い場所から見送って塵となって消えてやろうと思う
と言うのは建前の話実は一つだけ心残りがあるんだ
僕はリュックから隕石を取り出した
隕石は相変わらず七色の光を溢れ出していた
[なないろのいし ・・・あ!!]キミも感づいたみたいだね
もしかしたら、この隕石がこの事件を解決に導く一つの道になるかもしれない・・・
ただ、コイツの出番はあくまでも
ヒガナの作戦が失敗した時だよ
今はただ、
ヒガナの行動を見守るしかないね
七色に光る隕石をリュックに閉まった後、僕は上に登った
そこは最上階らしく、上を見上げると満天の星空が広がっていた
最上階には既に
ヒガナと
シガナが夜空を見上げていた
そういや、もう9時なんだね・・・
いやぁ、今日は色々と起き過ぎでしょ・・・
今までで一番忙しい日だったと思う
ヒガナ「・・・・・・ほら、シガナ 見たいって言ってたよね、シシコ座流星群 お空に輝く沢山の星がこれから降り始めるんだよ」そういや、色々と起きすぎた為にすっかりと忘れてたけど・・・
僕、
ハルカちゃんに天体ショーを誘いに
ハルカちゃん家に行ったんだよなぁ・・・
結局天体ショーはこの騒ぎのせいで中止になっちゃったんだけどね・・・
もし隕石からこの星を守れたら、天体ショーやってくれるのかな・・・
せっかくの
ハルカちゃんと、
デデデデデ・・・デ、デートを、ね、ね、ね?シガナ「にょっ!にょーっ!」ヒガナ「嬉しいのか~?嬉しいのか~?シガナぁ~、あはは」僕は
ヒガナ達の所に向かった
いやあ、
シガナちゃん可愛いね
まぁ、
ヒガナが居なかったらもっと可愛く見えるんだろうけどね!
ヒガナ「・・・・・・ようこそ、龍召の祭壇へ、ユウキ もう、私が何をしようとしているのか解って貰えたよね そう、レックウザを現世に召喚し、 ココ、ホウエン目掛けてやってくる隕石を何とか破壊する・・・・・・ それが私・・・達の使命」そう言い、
ヒガナは見上げ、星空を眺めた
ヒガナ「・・・小さい頃から空を見上げる様にしてる 不安が一杯で心が押し潰されそうな時も 悲しくて寂しくて心が折れそうな時も絶対涙を流さないように キミはどう?そういう事ってある?」ん~、僕は星を眺めるより、ポケモンを思いっきりナデナデしてるかな・・・
これでもポケモン好きの子供だし、多少はね?
ヒガナ「あはは、正直者め~ こう言う時こそ空気を読んで『ある!』って言うでしょ?普通」アナタは果たして数多くの場面で空気を読めましたか・・・?空気なんて知らない、全てぶち壊して私の空気を無理矢理取り込んでやるって感じだったんだけどなぁ・・・
ヒガナ「・・・・・・・・・ こうやってよく星を見ていたの ・・・シガナとも 楽しい時も悲しい時もいつも一緒だった 大好きだった 心から愛していた・・・・・・」さっきまで明るい顔をした
ヒガナは突然、暗い顔を露わにした
それはかつてない程に悲壮的で・・・
ヒガナ「でも、いなくなっちゃった ・・・・・・あはは・・・ ・・・・・・会いたいな・・・ 会いたいよ・・・・・・シガナぁ・・・・・・」ん?
[え?]シガナ(???)ヒガナ「・・・ね このままで・・・ まだ、あとちょっと・・・」・・・
シガナはココに居るんだけどな・・・
・・・もしかして、今言った
『シガナ』ってこの
『ゴニョニョのシガナ』では無くて
『別のシガナ』の事を言ったのかな・・・
ニュアンス的にその
『シガナ』は既に"いなくなってしまった"
・・・なんだかなぁ・・・
ヒガナも
ヒガナでかなり苦労してたんだろう
それを一人だけで押し殺して・・・
別に一人だけ悩んでもしょうがないと思うんだけどなぁ・・・
やっぱ流星の民として、伝承者としてのプライドとかそういうのがあったんかなぁ・・・
しかし、これから
レックウザを呼び出すというのに、かなり眠くなってきたぞ・・・
[んー、ユウキ きょうは もう ねたら どうかな?]ええ・・・
まぁ、そうしたいのは山々なんだけどさ
今は緊急事態だし・・・
[ねむけと たたかいながら こうどう するのは けっこう むずかしいと おもう それに じぶんの ベスト コンディションが ととのえられない だろうし べつに いんせきは いま ふりそそぐわけでも ないしね というか じかんも まだまだ あるし]そうだね・・・そうだね・・・
確かに
キミの言うとおりだ
とりあえず、何かもの耽っている
ヒガナを横目に僕は祭壇っぽい所から降りた
僕は壁に寄り添うように座り込んだ
この状態で寝るのは初めてだし、スッキリ寝れれば良いんだけどね・・・
・・・まぁ僕の場合、12年もの間立ちっぱなしで寝てたし、もうどこでも寝ちゃいそうだけどね!ハハハ!!
わー、なんて笑えないジョーク![マジで わらえないんだよなぁ・・・ けど、キミが こうして いきいきしていると ほんとうに あのとき たすけて よかったと おもえるよ]ヘヘヘ、
キミには本当に感謝してるよ
何度も言うけど、あの時は地獄と大して差がないぐらい辛かったからなぁ・・・
・・・そういや、旅が始まる前からずっと気になってたんだ
キミは、一体何者なのかな?そして、
どうやったら僕を前の世界からこっちの世界に来る事が出来たのか?もし、教えられる事があるなら教えて欲しいな
[・・・・・・ゴメンね・・・ キミが どうやって ココに きたのかは、
ぜったい いってはいけないわない という けいやくが あるんだ]け、契約・・・?[それを やぶれば ボク、ちょっと たいへんな ことに なっちゃうからさ できるだけ きにしないで ほしいかな]そ、そうなのか・・・よく分からないけど、
キミの身に何があったらアレだし、この件は黙っておくよ・・・
それで、
キミは一体何者なのか・・・って言うのもあれか、契約とか言うヤツで言えないのか?
[それは けいやくには はいってないけど・・・ ・・・うん、まぁ、アレだね ないしょだね]な、なんだよー!もう僕等親友だからさー!言っちゃえよー!
[ハハハ、ゴメンだけど それは もうちょっと まってほしいかな できれば この じけんが かいけつ したら・・・ね?]お、言ったね?この事件が解決したら絶対言っちゃいなよ!?約束だからね!
[うん、やくそくするよ]よーし、約束成立だね!
いやぁ、しかし
キミの正体は一体何だろうなぁ・・・
オダマキ『そうそう!助けてくれたお礼にさっきのポケモンは私から君へのプレゼントにしよう!』
やったぜ。
またよろしく頼むよ、ミズゴロウ・・・
いや、ミズズ!
〈・・・〉
え、いや、た、確かに変なNNだけどさ・・・昔もこういうNNで付けてたからさ
〈ああ ごめんね ちょっと ボーっと してたからさ〉
ああ、NNで唖然してる訳じゃなかったんだ・・・
・・・あれ・・・・・・?
本当は昔のメンバーと同じで旅しようと思ってたけど、
何年間も立ちっぱなしの生き地獄を味わってるからね
生憎覚えてるのは相棒のミズズだけなんだ
〈そうなんだ・・・
・・・・・・ つらかった?〉
そりゃ、ね・・・
だからこそ、キミがココに連れて来たのには非常に感謝してるんだ
こうしてまた動けるようになっただけでも嬉しいのに、またホウエンの旅が出来る
そしてなにより別固体とは言え、またミズズと旅に出るのが凄く嬉しいんだ
昔の相棒の方のミズズも居れば良かったんだけどなぁ・・・
〈・・・・・・ねぇ
とつぜんで アレなんだけどさ
いちいちキミって よぶの しつれいだと おもうから、さ
これから ユウキって よんでも いいかな?〉
え?別に良いけど・・・ってかその方が何卒接しやすくなると思うんだけどね
・・・・・・
ミズズ、君は一体何処で何をしているんだい?
僕は今もこれからもずっと君に会いたい
再開が絶望的でも・・・それでも会いたい・・・
ねぇ、ミズズ
キミは僕が居なくて寂しい思いをしているのかい?
キミは何処かで泣いて居ないのかい?
キミは僕の事を忘れては居ないのだろうか?
ねぇ、答えてよ、ミズズ・・・
って答えるわけないか
もし答えてくれて、しかも目の前に現れたらもう映画化決定レベルだよ、ハハハ
・・・ん?今声が・・・
その時、僕は何者かに頭を殴られたような衝撃を受けた実際頭を殴られたわけでは無いけど・・・
もしかして・・・・・・
世界の命運は僕達にかかっている・・・
うえ・・・今思うととんでもない事だ・・・
失敗すれば世界はめでたくお釈迦
そんな事、あまり気にしてなかった昔の僕ってかなり狂ってたんじゃないか?
〈おとなに なってくると いろいろと げんじつてきな かんがえを もつように なるからねぇ・・・
あのときの ユウキは グラードンを ゲットする ことしか
かんがえて なかったから まだ よかったんだけれども・・・〉
確かに
いやぁ、あの時は無我夢中だったからなー
あの純粋な頃が今もあったら何振り構わず目覚めの祠の扉を開いてたかもしれないね
〈でも、いまの ユウキも けっこう きが たもってるほう だと おもうけどね
だって、 このせかいを たびを はじめた ときの ままだったら、
いまごろ しんぱくすうが ばくはつして めのまえが まっしろに なってたと おもうけどね!〉
そういやそうだね
確かに今は心臓が多少ドキドキしてるだけだしね
こうして見ると、僕の心臓も結構成長したんだね
・・・あれ?
〈?どうしたんだい?〉
・・・いや、なんでもないよ
ちょっと違和感を覚えただけだからね
そうだ、あの違和感は気のせいじゃなかったんだ
何故か
彼は僕が前の世界の事を知ってるような口ぶりをしていた
その瞬間、僕は鳥肌みたいなモノが立ったそうか・・・そうだったのか・・・・・・キミは・・・・・・・・・・・・・わすれるわけないだろだってキミは ボクにとって たいせつな ともだち なんだよ?僕は勢いあまって今の気持ちを言葉で発しようとした
けど、その気持ちを必死に押し殺した
そうだ、早くても遅くても、
彼の正体は
彼自信が言うんだ
この事件が終わったら・・・
彼は自分自身の正体を言うんだ
・・・寝よう、今は睡眠をとる事が一番大事だ
明日に備えて、僕は慣れない体制になりながらも、ゆっくりと眼を閉じた
【35話:フライゴン「メガシンカしなさいよだって?それは無理な相談フリャ」 に続く】*現在のメンバーの現状と捕まえたポケモンと感想はエピソードデルタ編が終えてからまとめて書きますPR