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おはようからおやすみまでピカチュウを見つめる とあるピカチュウ好きのブログでお送りします 
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  『どうしよう・・・私、出来ちゃったのかもしれない・・・』



1話:湖


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彼女がそれを口にしたのは俺達はまだ18歳、受験に追われ身の高校3年生だった
俺達は高校に入ってからは親と離れ、自立をしていた
まぁ、彼女と付き合ってからは一緒に暮らすことになったのだが

それはそうと彼女が口にした言葉
彼女の様子からして洒落にならない事が起きたと思った
だが、俺の予想はまさにその通りだった


妊娠


お互いを愛し合った女性なら誰もが体験する事だ
愛し合った男性、女性は喜びを分かち合う事が多いのだろう
だが今の彼女は子供を産むその準備は整っていなかった
いや、突然の出来事だから俺達は全く想像もしていなかった

俺は焦りながら言った

「そ、それで・・・どうすんの?」

彼女は泣きそうな顔で俺の方に向けて言った

「そんなの・・・分からないよ・・・!!
私、どうすれば・・・!」

その年でそのまま産んで子供を育つか、出来たばかりの子供を殺すか
彼女にとって荷が重すぎる選択だった
彼女は普段は優しい
だが、時と場合によってはその優しさを捨てる事になる
彼女はそんな事は出来ないような人だった

苦しい選択でも彼女は子供を産むことを決意した
いや、決意じゃない
殺人の選択から逃げただけだ
そして俺も殺人の案を提案する事も出来ずに逃げ出していた


そして1年が過ぎ、彼女は子供を産んだ
子供も彼女も無事だったことに俺は安心していた
だが、その安心もつかの間だ
これから、彼女は子供を育つ事に精一杯努めなくてはならない
そして俺は子供の為に大学を諦め、就職した

だが、所詮はまだ未成年の身
俺の給料では子供の面倒や生活費では足りないぐらいだった
それに彼女も、赤ん坊の面倒にかなり疲れ切っていた
子供を育てる事なんて、本をみればわかるだろう
だが、俺達はそれを買う余裕なんてなかった


そして数ヵ月、俺達は限界を越えた
俺達はある一つの選択を絞った
それは彼女にはとっても苦しく、重苦しい選択
それを決意した彼女は一晩中泣き崩れていた


---俺達は子供を殺す事を決意をしたのだ


子供を殺す選択を選んだその深夜
二人はある湖に子供と一緒に来た
そしてボートを借りて、湖の真ん中まで漕いだ
彼女は「ごめんなさい」と繰り返し言った
俺はただ彼女の行動を見ているだけだった

-そして抱えていた赤ん坊を湖に落とした

彼女は泣き崩れ、俺も泣いた
こんな事になるのだったら、最初から下ろさない方が良かった
二人はそう思ったのだが、それは既に遅かったのだ







数年が過ぎ、俺達は結婚した
あの時の子供の事は親には話していなかった

結婚披露宴が開始する前にて、お袋は、

「最初の赤ん坊が出来たら、報告するのよ」

母の言葉に俺は笑みを浮かび、返事をした

「ああ、絶対するよ」

だが、それは表向きの表情だ
裏側はとても苦しく、辛かった

俺達は最初の赤ん坊を産んで、そして殺した
そんな事、誰もが口にしない筈だろう
なぁ、お前等もそうだろ?
自分を育てた親に「最初の子供は殺したよ」なんて言えるか?



そして結婚した数ヵ月、彼女は出産し、女の子を授かった
彼女は「もう、あんな苦しい思い出をまたしないように頑張ろう?」と言った
彼女の笑みは今でも印象に残る

彼女の笑みは偽りだという事も気付いていた・・・



そして彼女が赤ん坊を授かって4年
娘は4歳の頃だ

娘が突然湖に行きたいと言い出した
湖・・・かつて俺達が最初の赤ん坊を殺した場所・・・
あの日以来、俺達は湖を逃げ出すように近づかないでいた
だが、娘の我儘に渋々行く事にした
ついでにこの日は休暇を取っているので、俺は少々の暇を持て余していた
まぁ、その暇は娘に遊んでもらう事で補っているのだが


そして俺達は娘を連れ、湖にやってきた
湖にやってきて早々、娘はボートに乗りたいと言い出した
最初は拒否してたのだが、あまりにもしつこかったので、仕方なく乗せる事にした

そして湖の真ん中に漕いだとき、突然娘はおしっこしたいと言い出した
俺は仕方なく、誰も見てないその内にそのまま湖でやらすことにした

奇跡的にも他にボートに乗る人は誰もいない
そして隙を見て、娘を抱き上げて、やらかそうとした時、娘はこう言った



































































































「今度は落とさないでね!!」









 1話:湖  完
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怖い…としか言いようが無い
こ、怖い

よくある話の湖版ですね
その娘は最初に落とした子の生まれ変わりなんでしょうか?

『だが、所詮はまだ未成年の身
俺の給料では子供の面倒や生活費では足りないぐらいだった
それに彼女も、赤ん坊の面倒にかなり疲れ切っていた
子供を育つ事なんて、本をみればわかるだろう
だが、俺達はそれを買う余裕なんてなかった』
の「子供を育つ事なんて、」は「子供を育てる事なんて、」ではないでしょうか?
イージス| | 2009/07/06(Mon)21:17:20| 編集
無題
>>イージスさん
感想有難う御座いますw
まぁ、大体はそれで当てはまるでしょうね

あと指摘有難う御座います
後で訂正しておきますね
ko_n(管理)| | 2009/07/07(Tue)01:33:21| 編集
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